私の投資する「SBI・V・S&P500インデックスファンド」の運用報告書が出ました
運用報告書とは
今日はそちらの中身を見ていき
このまま継続していけるファンドかを確認していきたいと思います
と言いつつ結論
全く問題なし!
「SBI・V・S&P500」とは
SB証券の販売する投資信託シリーズ
「SBI・Vシリーズ」のうちの一つです
【SBI・Vシリーズの解説はこちら】
SBI・Vシリーズは
投資信託の超重要項目「手数料」を低く抑えたブランドです
投資先は
投資会社の超大手「Vangard(バンガード)」社の販売するETF(上場投資信託)
バンガード社の販売するのは
S&P500のインデックスファンド:VOO
全米株式のインデックスファンド:VTI
全世界株式のインデックスファンド:VT
などなど
上記3つは純資産額10兆円を超える超巨大ETF
健全性や手数料の低さで非常に人気があります
これらバンガード社のETFを購入するのが
SBI・Vシリーズです
SBI・V・S&P500はその内の
VOOを購入する投資信託です
信託報酬(手数料)は0.0938%以内と業界最安水準
純資産額1兆円を超えたどデカい投資信託です
VOOは
S&P500というインデックスと同じ値動きを目指すETFです
S&P500は
アメリカの巨大企業500社の株価平均指数です
AmazonやApple、Googleなど、誰もが知る大企業が多数含まれています
アメリカの経済が成長すると伸びるのがS&P500です
基準価額の変化
基準価額とは
投資信託の値段です
多くのファンドは
1万口=1万円
から販売開始
表記される基準価額も1万口当たりの金額です
今の値段と思っておけばOKです
2022年9月は18307円だったものが
2023年9月には21464円にまで上昇
ちなみに2021年〜2022年はこんな感じ
順調に成長していますね
市場の環境について
今回のレポートをギュッとまとめてしまうと
【アメリカの市場について】
2023年はアメリカのインフレと、それに対応する利上げが大きく影響
2023年6〜7月にインフレの鈍化がわかり
金利上昇が止まる予想→株価の全体的な上昇→基準価額上昇
これによって、いっときは3500程度まで落ち込んだS&P500が
4500ほどまで上昇した
【為替について】
アメリカの金利
日本の金融緩和
この二つの予測で大きく上下した1年間だった
一時はアメリカの利上げが収まるとの予測で円高に動きましたが
日銀金融緩和維持がわかり円安に進みました
アメリカの雇用や景気は良く、日本は金融緩和が続くとの見込みから
円安基調で進みました
<米国株式市場>
期初、米国市場を代表するS&P500種指数は3,900台で始まりました。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレ抑制に向けて利上げ継続姿勢を強調し、米金利が上昇したことなどを受けて、 S&P500種指数は10月中旬に3,500台まで下落しました。
その後、英減税計画の一部撤回や米消費者物 価指数(CPI)の伸び鈍化が好感され、11月に4,000近辺までS&P500種指数は反発しました。12月には 一時的に低下しましたが、1月に、雇用統計で賃金の伸び鈍化が確認されるとともに、景気の軟着陸期 待も強まったことから、上昇しました。
しかし2月に雇用の大幅増加、CPIの上ぶれや堅調な小売売上 高に伴う高インフレ懸念や3月に米国金融機関の破綻に伴う信用不安などにより、S&P500種指数が調 整局面に入りましたが、当局の対応などからやや値を戻し、3月は上昇しました。4月から5月末にかけて、 レンジ相場が続きました。6月は米債務上限適用停止法案の可決・成立を受けてリスク選好が改善する 中、堅調な雇用統計などが好感されて上昇しました。7月はCPIの鈍化、企業の好決算などを受けて、 S&P500種指数が更に上昇しました。通期ではS&P500種指数が上昇し、4,500台で終えました。<外国為替市場> 当期、米ドル円相場143円台で始まり、金融引き締めを積極化するFRBの動きを受けてドル高・円安
傾向が続きました。このような状況下、9月22日に日本銀行は約24年ぶりに為替介入を実施しました。 その後も、CPIの高止まりによる引締め懸念から米ドルは上昇し10月20日~21日に150円台を付け、 為替介入が実施されると140円台後半での推移となりました。11月以降、米連邦公開市場委員会 (FOMC)で利上げ幅が拡大されるとの見方が後退し、ドル安・円高が進み、2023年1月は米ドル円 相場が128円台まで下落しました。3月は堅調な米雇用統計や、米サービス業景況感指数の予想を上回 る改善などから、ドル高・円安が進展しました。4月から6月末にかけて、FRBによる利上げ継続観測、 米債務上限問題を巡る過度な懸念後退、日銀の金融政策の現状維持などから、ドル高・円安が進みまし た。その後、米雇用統計の結果が市場予想を下回ったことや日銀の政策変更の可能性が市場で意識され たことなどからドル安・円高方向へ急速に転じました。しかしながら、米国内総生産(GDP)の上振れ などにより7月中旬から期末にかけてドル高・円安が進みました。8月は、米長期金利が上昇する中、日 米金利差の拡大が意識され、ドル高・円安が続きました。通期では、ドル高・円安が進み、147円台で 終えました。
引用 2023年9月14日決算SBI・V・S&P500インデックス・ファンド運用報告書
SBI・V・S&P500の基準価額は
・アメリカの株価指数の上昇
・円安
この二つで上がります
円安が進むと、S&P500が下がっていても
基準価額が下がらないこともあります
【超重要】手数料の結果
投資信託には
持っている間に、資産額に応じて手数料がかかります
投資信託選びにおいては、手数料がとっても大事
どんなに利益が出ていても、手数料が高ければ資産は増えません
手数料には
買う前からわかる手数料と
運用後にわかる手数料があります
今回のファンドでいうと
信託報酬は目論見書に記載されていますが
その他費用は載っていません
手数料の中心は信託報酬ですが
その他費用は事前にわからないため、運用後に確認しておきたい部分です
運用結果を見てみると
信託報酬0.0938%以内のところ
→0.064%
その他費用は0.01%
運用管理費用0.03%を合わせても
手数料合計は0.1%におさまっています
概ね表記通りの運用コストなのがわかります
【重要】インデックスとの乖離
SBI・V・S&P500は
S&P500と同じ値動きを目指す投資信託です
運用方針は「同じ値動きを目指す」こと
S&P500が1%上昇したら
SBI・V・S&P500も1%伸びるのを目標に、運用しています
このように、S&P500のようなインデックス(指数)と連動した値動きを目指す投資信託を
インデックスファンドと呼びます
インデックスファンドの優劣は
インデックスと同じ値動きをできているか否か
上手に運用できているインデックスファンドは
インデックスとの乖離がない(少ない)です
当ファンドの
期中における基準価額は、+17.2%の上昇とな り、ベンチマークである「S&P500指数(円換算 ベース)」の騰落率である+17.1%を0.1%上回り ました。
引用 2023年9月14日決算SBI・V・S&P500インデックス・ファンド運用報告書
組入資産
何を購入しているかが記載されています
一般的なインデックスファンドなら
インデックスの組入銘柄が載ります
SBI・Vシリーズは
バンガードの投資信託を購入するファンドです
なので、組入資産はバンガードの投資信託
SBI・V・S&P500なら
VOO
だけになります
総評「問題なし!」
【基準価額の推移】
良好(ちょっと良すぎるくらい)
【市場の今後】
アメリカ経済は今のとこ問題なし
【手数料】
低コスト維持
表記通りで問題なし
【インデックスとの乖離】
乖離なし
インデックスとほぼ同じ値動きしている
【組入資産】
表記通りで問題なし
私は、運用報告書を読んだ結果
SBI・V・S&P500
は継続購入に値する投資信託と考えます
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加してます
クリックでのご協力、応援よろしくお願いします
コメント