『入門!学校薬剤師』は
学校薬剤師の知識0・経験0の私が
経験したこと・学んだことを残す備忘録です
学校薬剤師に興味を持ってもらったり、今後の新任の方の参考になれば幸いです
学校薬剤師を受けるまで
【受けるまで流れ】
- 募集がくる
- 応募する
- 合格後、履歴書を提出
- 引き継ぎ訪問
- 校長と養護教諭の薬局訪問
2025年から、初めて学校薬剤師になることができました
任期は2025年4月より2年間です
問題なければ更新となる、と思います
まず学校薬剤師を受けるにあたって必要なのが
①募集があること
学校薬剤師は、最大学校の数しか枠がありません
一人の薬剤師が複数校を兼任してる場合もありますので、実際はもっと少ないです
そんなわけで、まずは募集がありき
今回は2024年12月に、市の薬剤師会から学校薬剤師募集のメールが届きました
市薬のメーリングリストに登録している薬局には一斉に届いたと思います
②募集メールが届いたら、応募する
指定の返信先に応募のメールを送りました
どれくらい応募があったかはわかりませんが、定員超えていたら選考もあるんだと思います
③写真付きの履歴書を提出
合格のメールが来ました
併せて履歴書が添付されていて、写真付きで返送します
④前任者と引き継ぎ&業務訪問
提出したのち、前任者から引き継ぎの連絡がきました
引き継ぎをどのように行うかは前任者によって違うと思われますが、私の場合は前任の学校薬剤師業務に同行させて頂きながらの引き継ぎとなりました
引き継ぎ訪問は2月中旬 『給食の食器検査、騒音、CO2、照度』検査と併せて、やり方もレクチャーいただきました
引き継ぎ訪問の際には名刺をお忘れなく
学校薬剤師と学校とのやりとりは、養護教諭(保健室の先生ですね)が行ってくれます
今後のやり取りのために、自身の勤める薬局の場所と連絡先をお伝えしました
⑤校長と養護教諭の薬局訪問
3月中旬、養護教諭の先生より電話が来ました
内容は、校長先生と養護教諭の先生での勤務先薬局訪問、委任状の授与とその他書類の発行です
校長先生は対外的な業務で多忙なため、希望日提出して複数回やり取りしました
訪問時間は15分程度でした
雑談として薬局の紹介と近隣の紹介を行った後、委任状の授与と提出書類を頂きました
提出書類は
- 薬局から学校までの交通経路
- 報酬と交通費支給用の口座記入用紙
交通費は経路を提出したら相手側で計算してくださいます
【注意】学校薬剤師着任までに、やらないといけないこと
保健所へ、兼務届けの提出(管理薬剤師のみ)
管理薬剤師の方、管理者の兼務許可の申請をお忘れなく
事前の届出が必須です
学校薬剤師は、薬事に関する実務を兼務することは認められていません
他の薬局での労働を禁止するための法律です
学校薬剤師も薬事の実務に当たりますが、学校薬剤師に関しては『兼務届』を提出・受理されることで兼務が認められています
事前の届出ですので、4月前に提出しないといけません
私は3月後半に知って、慌てて行いました
忘れず提出しましょう
提出先は保健所の薬事関係窓口です
丁寧に対応してくださいます
控えが欲しい方はコピー代が必要です
ちなみに、学校薬剤師を辞める場合には『兼務許可返納届』を出さないといけないようです
学校薬剤師受けるにあたって、かかる費用
- 市の学校薬剤師会の会費
- 交通費
- 研修費、書籍代
実質的な負担になるのは、学校薬剤師会の会費です
学校薬剤師を受けるにあたり、1校1口で年会費を払います
各市で費用は違いますが、さいたま市では8000円でした
交通費は一時的に負担、車だとガソリン代ですね
後日補填されます
研修費は必要に応じて
さいたま市の学校薬剤師会主催の研修は無料で参加させてもらえました
会費からの支出だったのだと思います
正直、年会費以上に研修受けられたと思ってます
書籍は、学校薬剤師必修の一冊『学校環境衛生管理マニュアル』
4月より前に購入して、全て目を通しました
国家試験に出てきそうな、衛生関係の内容でした
忘れていた知識を呼び起こしてくれます
基準値や検査方法の記載もあり、一度は目を通しておかないと実務がチンプンカンプンだと思います
学校薬剤師の収入
全国固定の金額では無いようです
さいたま市では、生徒数に応じた金額設定のようです
費用以上の収入はありますので、安心して受けてもらえたらと思います
下の表はさいたま市の公表する報酬一覧です

【実務実習指導薬剤師の記事はこちら】

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