【投資信託】アクティブ運用って実際どう?SBI証券「インデックス+αランキング」2023年9月版

『インデックス+αランキング』解説
結論
  • 3年までの短期ならアクティブ>インデックス
  • 5年以上ではインデックス有利
  • 勝てるアクティブファンド選びは困難
  • 初心者はインデックスファンドを選ぼう

SBI証券が毎月発行する

「インデックス+αランキング」

インデックスファンドに勝ったアクティブファンドを紹介する、アクティブ投資の推奨記事です

アクティブ推奨のための記事ですが、両ファンドの成績をしっかり表していて、長所短所がはっきりとしています
今日は記事の内容から、インデックスファンドをオススメする理由までご紹介します

順位は、毎月のリターンでの勝率で決まっています
インデックスと比べ、月のリターンが大きいと勝ち、小さいと負けです

トータルリターンは期間での総合的な利益のこと
結果儲かってる といった感じです

そのため、トータルリターンは低くても勝率が高く1位というケースがあります

NASDAQ総合指数

引用 Google

S&P500

MSCI ACWI

引用 https://jp.investing.com/indices/msci-world-stock

SBI証券[旧イー・トレード証券]

1年リターン

トータルリターンは アクティブ>インデックス
上位5本は全て勝率100%

2023年7月

2023年8月

2023年9月

【インデックス】

NASDAQ総合(34%→26%→30%)

TOPIX(22%→30%)

S&P500(22%→26%)

1位 トルコ株式オープン

トルコ株式オープン(86%)

トルコ株式オープン(73%)

トルコ株式オープン(78%)

トルコ株式を積極売買して利益を出すアクティブファンドです

発売開始は2006年 基準価額1万円からスタート
2023年9月25日では16687円になっています

2020年までは右肩下がり
初期の基準価額1万円を下回っています
2021年くらいから一気に伸びて、現在に至っています

発売直後から2020年までが不調だったのもあり
直近1年間でのリターンは凄まじいものがあります

2位 日本製鉄グループ株式オープン

日本製鉄グループ株式オープン(57%)

日本製鉄グループ株式オープン(52%)

日本製鉄グループ株式オープン(69%)

日本製鉄とそのグループ会社に投資するファンドです

発売開始は2006年 基準価額1万円からスタート

発売当初は15000円を超えるも、3000円ほどまで低下
この3年ほどで持ち直しました

SBI証券[旧イー・トレード証券]

3年リターン

トータルリターンは アクティブ>インデックス
とはいえ、ほとんど変わらない水準です

2023年7月

2023年8月

2023年9月

【インデックス】

S&P500(25%→23%→24%)

MSCI ACWI(20%→21%)

NASDAQ総合(19%→20%)

1位 米国製造業株式ファンド

米国製造業株式ファンド(27%)

米国製造業株式ファンド(26%)

米国製造業株式ファンド(26%)

アメリカの製造業関連の株式を投資先として、積極的に売買するファンドです

トータルリターンは
1年で24.48%
3年で26.2%
5年で20.03%

2位 グローバルAIファンド

グローバルAIファンド(18%)

グローバルAIファンド(14%)

グローバルAIファンド(13%)

AI関連企業に投資するファンドです
AI開発、AI技術関連、AIを使ったサービス、AIのソフトなど

発売開始は2016年9月 

2020年から2021年が非常に好調だったファンドです
その後は一進一退といった感じですね

5年リターン

トータルリターンは インデックス>アクティブ
5年目から成績は逆転 インデックスが有利です

計測期間が長くなってくると、リターンも勝率も下がってきます

2023年7月

2023年8月

2023年9月

【インデックス】

NASDAQ総合(20%→19%→18%)

S&P500(17%→16%)

MSCI ACWI(14%→13%)

1位 DIAM新興市場日本株ファンド

DIAM新興市場日本株ファンド(12%)

DIAM新興市場日本株ファンド(11%)

DIAM新興市場日本株ファンド(9%)

トータルリターンは
1年で15.71%
3年で5.33%
5年で11.47%

高収益ですが、かなり手数料に取られているようです

2位 netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン(8%)

netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)(17%)

netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)(17%)

テクノロジーの発展により恩恵を受ける、米国企業の株式に投資するファンド

SBI証券[旧イー・トレード証券]

10年リターン

トータルリターンは インデックス>アクティブ

10年過ぎると勝率も インデックス>アクティブ

2023年7月

2023年8月

2023年9月

【インデックス】

NASDAQ総合(20%→20%→20%)

S&P500(17%→17%)

MSCI ACWI(14%→13%)

1位 日本新興株オープン

1997年に発売開始の「日本新興株オープン」

トータルリターン
1年は8.01%
3年は6.61%
5年は5.73%

直近10年間では大変に成績が良いファンドですが
2013年まで基準価額10000円を下回っていました

2位 スーパー小型株ポートフォリオ

スーパー小型株ポートフォリオ(16%)

スーパー小型株ポートフォリオ(16%)

スーパー小型株ポートフォリオ(16%)

日本の上場企業のうち、成長性のある小型株に投資するアクティブファンド

民主党政権下まではマイナス状態でしたが、アベノミクスから一気に盛り返し今に至るという感じですね

インデックスファンドは比較的安定

これ見てるとわかりますが
アクティブファンドは短期間では利益を出せますが
長期になるとかなり厳しくなります

手数料が高めなこと、運用コストがかかることから
瞬発力には長けるけど持久力に何があるのがアクティブです

一方インデックスファンドの方は割と安定的
この10年間は良過ぎるといっていいほどの成績です
もっと長期で見ると、米国のインデックスは5〜7%程度になります

【アクティブファンドへの投資】
投資への知識
投資経験
先見の明

これらを活用することで成功できます

インデックスに勝てるアクティブは1〜2割と言われる中
数千あるファンドから、当たりを引くためには努力と時間が必要です

インデックスファンドへの投資】
アクティブファンドと比べて

リスクが少なく
手数料が少なく
◯ わかりやすく
長期運用に向いています

選ぶのが難しいアクティブファンドと違い、インデックスファンドには鉄板商品があります

例えば

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
SBI・V・S&P500
楽天・全米株式インデックス・ファンド

などです
いずれも手数料が非常に低く、優良なインデックスに連動したファンド達です

投資に使いたい優良インデックスファンドは
投資初心者さんにも、大変わかりやすいんです

アクティブファンドを勧められて、迷っている皆様は

SBI証券「インデックス+αランキング」

を読み、一度冷静に考え直してもらえればと思います

【eMAXIS Slimシリーズの解説はこちら】

【SBI・Vシリーズの解説はこちら】

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