スケジュールまとめ




日報週報のチェック
毎日 『日報』の確認とコメント
日報は次の日の昼にチェックしてます
日報の内容を読んだ後、『確認』ボタンを押して『コメント』入れてます
伝えたことが正しく伝わってるか確認できます
理解度の確認にもなります
コメントは実習生のやる気にもつながると思っているので、一言でも入れてます
週に1回 『ふりかえり』の確認とコメント
1週間の振り返りの確認は、翌週月曜の昼に行ってます
ふりかえり読んだ後、『確認』ボタンを押して『コメント』入れてます
担当教員のコメントが入っていることもあるため、過去のふりかえりも見直してます
1週目の取り組み

- 初日にやること
- 調剤の方法、ルール
- 衛生手洗い
- 処方箋の読み方
- 在宅への同行
初日にやること
【初日にやってることはこちら】
教えたこと『調剤のやり方』
初日のレクチャーが終わったら、調剤のやり方を伝えました
- 衛生手洗い
- 処方箋の読み方
- 薬局のレイアウト、配置
- 計数調剤のルール、輪ゴム使い方
- ピッキングミスの際の報告方法
【衛生手洗い】
衛生手洗いの際に使ってる歌
花王 ビオレ『あわあわ手あらいのうた』

自分も歌いながら手洗いしてます 便利!!
【処方箋の読み方】
薬品名、規格、全量、用法の読み方から説明します
先発品と後発品、一般名処方についても説明
【計数調剤のルール】
後発品の選び方、輪ゴムの付け方、シートの合わせ方など
帯は外す指示、インシデントにつながるピッキング方法を説明
インシデント時の報告方法も伝えます
薬剤師会の集合研修『マナー、災害』
市の薬剤師会が主催する集合研修です
基本ぜんぶ参加してもらってます
大体2〜3週間の間隔で開催
前期までは合計3回、今期は合計4回の開催です
1回目『実習中のマナー、災害時の薬剤師について』
2回目『学校薬剤師の業務と体験、休日急患』
3回目『セルフメディケーション、スポーツファルマシスト』
4回目『在宅について』
集合研修は市の薬剤師会所属薬局に来ている実習生の多くが参加します
さいたま市では30人以上来てるんじゃないでしょうか
他の大学生と交流できる貴重な場でもありますので、実習生の予定が問題ない限りは参加してもらってます
(費用は薬局負担です 交通費も含めて)
ちなみに有料です
さいたま市では開催1週間前までに参加申込書が届きます
返信したらそれで申し込み完了 支払いは後日請求書が届きます
1回目開催は『マナー、災害』
どういった態度で実習に取り組んでいくと良いかを、学生同士でグループディスカッションしたとのことです
2週目の取り組み

- 保険と保険点数
- 薬局で取り扱う法的文書
- 一包化、散剤、軟膏の混合調剤
- 薬の保管方法
- 薬局設備について
- 感染症の討議
- 在宅の流れ
保険と保険点数
2週目の大課題 保険についてガチ解説しました
①まずは保険とはどういったものか
この記事から引用して説明
【10代から知っておきたいお金の知識『日本のほけん』】
②その中での健康保険制度の概要
この記事から引用して説明
【10代から知っておきたいお金の知識『公的な健康保険』】
③調剤報酬の立て付け
調剤録をみながら説明しました
下のように枠を分けて解説しました
- 薬剤料
- 調剤基本料
- 薬剤調整料、調剤管理料
- 服薬指導料、その他加算
最後には電卓使って請求点数の計算で〆ました
5捨5超入の考え方も忘れず解説
在宅の説明
実際の在宅に同行、患者さんの相手をしてもらいながら配薬の見学を行いました
お届け後には在宅で行うことの解説と、老人ホームの種類について調べてもらいました
こちらの記事が全体載っていて便利です
配薬後には報告書作成と提出までをみてもらい、一通り完了です
8大疾患『感染症』病態、薬物治療、処方解析
今期の実習生から、8大疾患の討議を入れてみました
週に1項目 2週目〜9週目まで行います
2週目は感染症について
今回はヘルペスウィルス感染症 特に帯状疱疹と水疱瘡を取り上げて討議しました
実習生には、自身で疾患・病態と治療薬、治療方法を調べてもらうところからスタート、調べ終わったら指導員と照らし合わせを行いました
3週目の取り組み

- 受付業務
- 薬の配合変化
- 毒薬や麻薬の管理方法
- ハイリスクな薬剤の確認
- アレルギー疾患の討議
受付業務
私の店舗では、患者さんになれつつ薬局業務の流れを見てもらうため、実習開始1ヶ月内に受付業務を数日やってもらっています
直接処方箋の受け渡しをして、顔を向けて挨拶できる受付は、ロールプレイや服薬指導の準備に相性良しです
挨拶
処方箋の受け取り
お薬手帳の受け取り
子供の場合は体重確認
これらを対応してもらっています
事務さんの手が空いているようなら、保険や公費についての話をしてもらうのもありですね
薬の配合変化
シロップ
軟膏
注射剤
の配合変化、配合禁忌について説明します
当薬局 無菌調整行っていないので、過去の経験からの話をします
軟膏はクリームとの混合によるブリーディングについての話と、できるだけ混ぜない方が推奨されるということの解説
『軟膏・クリーム配合変化ハンドブック』での調べ方を紹介しました
シロップはアスベリンシロップなどを代表とする混合不可についての話になります
毒薬とハイリスク薬の確認
保管場所や保管方法、帳簿や伝票管理を一緒に確認します
当薬局は向精神薬1種2種、麻薬、毒薬を扱ってます
それらを実際に帳簿の記帳も体験してもらったり、納品や出庫があれば都度見てもらう感じです
特管を取ってるRMP資材がある薬剤をハイリスク薬として確認・解説もします
SU剤やインスリンは別で説明してます
薬剤師会の集合研修『学校薬剤師、休日急患』
1回目『実習中のマナー、災害時の薬剤師について』
2回目『学校薬剤師の業務と体験、休日急患』
3回目『セルフメディケーション、スポーツファルマシスト』
4回目『在宅について』
2回目は『学校薬剤師、休日急患』
学校薬剤師の方は講義と機材の実演
休日急患は解説と見学が主だったとのことです
学校薬剤師の同行実習が難しい薬局にはありがたい研修です
8大疾患『免疫・アレルギー疾患』病態、薬物治療、処方解析
3週目にはアレルギー疾患
今回は私が割と得意な、アトピー性皮膚炎についての討議を行いました
- 疾患
- 検査値
- 治療方法
- 治療薬
- 外用剤の上手な使い方
この辺りについて討議しました
まずは事前に調べておいてもらって、アトピーの方の処方箋(自分の処方使いました)を元に服薬ロールプレイ
その後に討議 という流れです
ステロイドの忌避感があること、効果不足は外用剤の使い方に問題があるケースが多いことなどの話と、正しい使い方の指導を討議しました
生物学的製剤については軽く
薬局で取り扱うケース少ないですからね
4週目の取り組み

- 調剤
- 一包化
- 鑑査
- ロールプレイ
- 精神神経疾患の討議
鑑査
処方鑑査は下記をリストにして渡しました
【処方箋と薬の照らし合わせ】
- 処方せんの不備が無いか確認
- 先発品・ジェネリックの確認
- 薬品名 剤形 規格の確認
- 全量の確認
- 用法用量の確認
【入力の鑑査】
- 保険番号 負担割合の確認
- 病院名 医師名 処方日の確認
- 処方内容の確認
- 印刷物のチェック
【薬歴と処方内容の鑑査】
- 患者メモのチェック
- 基本情報 副作用歴の確認
- 併用薬の確認 相互作用チェック
- 前回薬歴を読む
- 変更内容の確認
初回の鑑査は20分くらいかかることもあるので、後から取りに来る方の処方を使いましょう!
ロールプレイ
スタッフの処方や、数種類の風邪処方など
処方内容が軽めなものをピックアップ
1日1件〜 ロールプレイを行います
最初は事前調べ1時間くらいかけて
徐々に調べる時間を短くしていき、最後は15分程度で服薬指導してもらいます
薬歴から指導内容は自分で考えてもらいます
あらかじめ、薬効用法だけでも良いとは伝えておきます
服薬指導がスムーズだったら質問という形で少し難易度を上げています
ロールプレイを1日で複数回行うと、服薬指導への恐怖感が減っていくように見えます
調べる時間が減ればロールプレイの回数も増やせますので、1回ごとの完成度より回数をこなしていくのが良いと感じてます
8大疾患『精神神経疾患』病態、薬物治療、処方解析
精神神経疾患は、認知症についての討議を行いました
認知症の種類
中核症状と周辺症状について
中核症状の治療薬
周辺症状の治療薬
この辺りの話が中心です
実習生には事前に調べてもらって、1時間ほどで討議を行います
中核症状の治療についてはわかってる方も多いですが、周辺症状についてやその治療薬、対症療法については詳しくないことが多い印象です
物取られ、怒り、徘徊、不潔行為などの解説と
抗精神病薬や抑肝散の紹介を行いました
リスパダール液 お味噌汁に入れると気が付かず飲んでくれることもあるそうですよ
どれか1つは持っておきたい
『モデル・コアカリキュラムに沿った わかりやすい新実務実習テキスト』
実習の要点をピックアップ
ある程度の教材は自分で用意する必要があります
正直、こちらがあれば実習問題無く行えると思います
『薬局実務実習指導パーフェクトマニュアル 第6版』
内容量盛りだくさんの実習マニュアルです
値段がかなり高めですが、それに見合うくらいの内容だと思います
「何説明したらいいかわからない」という方向け マニュアルなので、そのまま使って講義することもできるレベルです
自身で教材を用意できる方には不要です
あると便利系テキスト
『病気が見えるシリーズ』
疾患に関してざっくりとした情報が知りたいとき、学生が疾患について勉強したいときにとっても便利
図解がすごく見やすくて、情報がコンパクトにまとまってて重宝してます
薬に関しては別途、今日の治療薬で対応しましょう
【0スタートの薬局実務実習〜受入申請から実習応募を受けるまで】
【薬局実習 初めての、実習スケジュール作り】
【薬学生実務実習の『初日』にやっていること5選】
家計の処方箋はアフィリエイトで報酬を得ています
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加してます
クリックでのご協力、応援よろしくお願いします
コメント