今回紹介する一冊は「マンガでわかるお金の本」
小学生5,6年生くらいを対象に描かれた本です
野球好きな経済アナリストで、ラジオ「おはよう寺ちゃん」のレギュラーコメンテーターです
他にも著書様々出版されていて
投資初めての方向けな書籍もいくつか書いていらっしゃいます
「いちばんカンタン つみたて投資の教科書」は当ブログでも何度も紹介するほど
どなたでも読んでいただける、非常にわかりやすい一冊だと思います
第1章から第7章まで、合計159頁
各章の冒頭にマンガ、その後解説という流れで出来ています
マンガ部分は思ったよりは少ないです
漢字にはルビが振ってあるので、子供が一人で読めるようになっています
各コンテンツでは下記3つのいずれかを解説されています
- 経済の説明
- 4つの力の解説
- 安全に生きるのに必要な情報
とてもわかりやすく書かれており
お子さんと一緒にご両親にも読んでもらいたい一冊です
今回は読んだ感想と内容の紹介をつらつら書いていきます
両学長の書籍との比較
森永康平著「マンガでわかるお金の本」は
両学長著「本当の自由を手に入れる お金の大学」
より低年齢向けに出来ています
学長の本は高校生~向けだと思います
両学長はお金に関して5つの力
- 使う力
- 貯める力
- 増やす力
- 守る力
- 稼ぐ力
対して森永康平さんは4つの力
- 使う力
- 貯める力
- 増やす力
- 守る力
この四つです
おこづかいで生活する子供にとって
「稼ぐ」
というのは少しわかりにくいからかもしれません
そして話の中心は「おこづかい」
使うも増やすもおこづかいで説明されています
イメージしやすいですよね
ここで「稼ぐ力」に近い話も出てきます
使う力
家計簿にまで言及されています
こちらで紹介されている「マネーフォワードMe」は私も一押し家計簿アプリです
自分でも使っていますが、すごく使いやすいですよ
基本無料なので、家計簿をつけていない方は是非使ってみてください
お金を貯めるにも増やすにも、資産と収支の可視化から!
【家計簿の解説、紹介はこちら】
価値観の自由についても触れられているのがとても良い所だと思います
お金の使い方は自由で、自分が価値を感じるものに使って良い事にも言及しています
手持ちのお金の範囲で何を買うか、将来に買うために貯金するか
選択肢を知り自分で考えて決めること
それこそが大事だと私も思います
貯める力
子供は、お小遣いを使い切ってしまっても生きていくことはできます
使い切ってしまっても、欲しいものを我慢すれば問題ありません
子供は借金やクレジットカードでの買い物に制限がつきます
そのため、貯める力に関しては他の力の解説と混ぜて書かれるところが多いです
「使う力」と「貯める力」が表裏であること
欲しい物のためにお金を使わないことが
子供にとっての「貯める力」になると教えてくれています
増やす力
株の仕組や株式投資の解説があります
キャピタルゲイン=売買益
インカムゲイン=配当・優待
どちらの解説もあります
投資信託についても、概要ではありますが解説されています
投資をしたい人にはかなり物足りないと思いますが
これから勉強するための基礎知識となってくれるでしょう
守る力
「絶対」は絶対ない!
守る力の要である詐欺についても触れています
借金やリボ払いによる手数料の話もされています
投資始めるとつい「絶対もうかる」に目が行ってしまいますが
絶対は絶対ない!ことだけは確かです
稼ぐ力
「力」として触れられていませんが、稼ぐことについての話もあります
まず時間単価の考え方
費用と労力のバランスについて言及しています
おこづかい≒給料 の手に入れ方や増やし方
親からのおこづかい依存の子供が手持ち金を増やすにはどうするか
子供の視点での「稼ぐ」方法など話されています
経済の基本の話も組み込まれてる
お金の流通することが経済で、景気の原動力であることの解説もあります
このあたりは子供には難しいかもしれません
一緒に読まれる親への解説の意味合いも強そうです
物価の話
インフレやデフレとは?
物の値段は需給によって決まるということ
財政出動と金融緩和についてまで触れられています
ちょっとここは難しすぎるかも?
感想(ここからはお気持ちです)
お金を払う=ありがとうを伝えること
このフレーズが一番響きました
お金を使うことって、贅沢だとか無駄だとか
良くない事としてイメージしがちです
逆に値引きや無料と聞くと良いことだと思ってしまいます
正当な物やサービスに正当な対価を払うことは
感謝を伝えるのと同じ
薬剤師のお仕事もそうですよね?
投薬カウンターで
「もっと安くしろ」
「薬を渡すだけなのに高すぎる」
言われたことや言われてるの見たことはありませんか?
体制や情報提供の努力や準備をするのには労力がかかります
そこに払うお金を渋られてしまうと、自分の価値が無くなったような気分になります
対価を頂戴する事
それはやはり、感謝を頂戴することと一緒なんだと思います
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