「はじめてのNISA」ってなに?
「はじめてのNISA」は
2023年7月より、野村アセットマネジメントが販売開始した投資信託のシリーズ
「NISA対象」「低コスト」「はじめやすい」をテーマにした
5種類のインデックスファンド
インデックスは信頼性の高い、歴史の長いものが選ばれており
手数料であるところの信託報酬も最安クラス
SBI証券で購入できる投資信託中で
トップレベルの手数料の低さ!
SBI証券もコラボするくらい、力の入った販売をされています
「手数料が低い」は、投資信託にとって超重要
低ければ低いほど、将来の資産は増えやすく
高ければ高いほど、元本割れの可能性が高くなります
それなら
「手数料が最安の投資信託出たんなら、乗り換えるのが良いんじゃないか?」
と考える方も多いでしょう
事そのように単純な話ではありません
今日は
「はじめてのNISA」シリーズの解説と
乗り換えについて説明します
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
【インデックス】
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)
MSCI ACWIは45カ国の中・大企業約2500社の株価指数
時価総額加重平均型で算出されています
世界の時価総額85%程をカバーしてます
【信託報酬】
0.05775%
ライバルファンド
【Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)】
2023年4月開始
信託報酬 0.05775%
【SBI・全世界株式インデックス・ファンド】
2017年12月開始
信託報酬 0.1102%
【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】
2018年11月開始
信託報酬 0.1133%
【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】
2017年10月
信託報酬 0.195%
はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)
【インデックス】
S&P500
S&P500 はアメリカ上場企業のうち、代表的な500社の株価指数
時価総額加重平均型で算出されています
1957年から現在の形で計測を開始した、非常に古くからあるインデックス
【信託報酬】
0.09372%
ライバルファンド
【たわらノーロード S&P500】
2023年3月
信託報酬 0.09372%
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
2018年7月開始
信託報酬 0.09372%
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】
2019年9月
信託報酬 0.0938%
【iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド】
2013年10月開始
信託報酬 0.0938%
はじめてのNISA・日本株式インデックス(日経225)
【インデックス】
日経平均株価(日経225)
日経225は、日本の代表的企業225社の株価指数
株価換算係数方式で計算されています
高い株価の影響で大きく変動します
【信託報酬】
0.143%
ライバルファンド
【<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド】
2016年11月開始
信託報酬 0.143%
【iFree 日経225インデックス】
2016年9月開始
信託報酬 0.154%
はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX)
【インデックス】
東証株価指数(TOPIX)
TOPIXは日本の株式の多くを網羅する株価指数
以前は東証一部上場企業の株価平均でしたが、現在市場の分類が変わっています
時価総額加重平均型で算出されています
【信託報酬】
0.143%
ライバルファンド
【SBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンド】
2023年7月開始
信託報酬 0.1133%
【<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド】
2015年4月開始
信託報酬 0.143%
【eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)】
2017年2月開始
信託報酬 0.143%
【iFree TOPIXインデックス】
2016年9月開始
信託報酬 0.154%
はじめてのNISA・新興国株式インデックス
【インデックス】
MSCIエマージング・マーケット・インデックス
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは新興国の大型・中型株の株価指数
26カ国1000以上の銘柄で構成されています
時価総額加重平均型で算出します
【信託報酬】
0.1859%
ライバルファンド
【SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド】
2023年6月開始
信託報酬 0.1438%
【<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド】
2017年10月開始
信託報酬 0.1859%
【eMAXIS Slim 新興国株式インデックス】
2017年8月開始
信託報酬 0.1859%
【楽天・新興国株式インデックス・ファンド】
2017年11月
信託報酬 0.212%
「はじめてのNISA」乗り換えるべき?
<結論>
今はまだ待て
【理由1 純資産額が低い】
純資産額が低い投資信託は解散してしまうことがあります
販売されたばかりなので低いのは当然なのですが
購入し始めるなら、もう少し純資産額が増えてからの方が安心です
【理由2 運用成績が不透明】
SBI・Vシリーズのように、海外の投資信託を購入するタイプなら
発売開始直後から運用成績の予想が立ちやすいですが
この投資信託はファンドが運用します
インデックスに連動した、優秀なファンドか否かは
運用後にしかわかりません
【理由3 その他手数料が不透明】
どの投資信託でも同じですが
その他手数料は運用後にわかります
これは「SBI・V・S&P500」の運用報告書の一部です
その他手数料は0.01%いうのがわかります
新しい投資信託は
「その他手数料」がどのくらいになるのかが不透明です
信託報酬はかなり低いですが、その他手数料も足したら他と大差がないなんて可能性もあります
今持ってる投資信託の手数料が0.3%を超えるなら
今すぐの乗り換えもアリですが
eMAXIS SlimやSBI・Vシリーズなどを購入している方は
乗り換えることはせずに
来年の運用報告を待つのがおすすめです
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