2023年より私の勤める薬局は学生実習を受けます
5年前に受けたっきり、現在は他店でも受けていないほぼ0スタート状態
何したらいいかわからないとこからの、応需に至りました
今回は割り振りが届くまでの経緯を中心にお話します
学生実習やりたい薬剤師・薬局さんの参考になれば幸いです
私が認定実務実習指導薬剤師を手にするまで
私が学生実習に興味を持ったのは、薬剤師始めて6年ほど経った頃
当時勤めていた企業の上司に、学生向けの講義してもらえないかというオファーからでした
その企業では、ある程度の講義は合同実習で行うことで、実習担当者への負担を減らしていました
講師は様々な店舗の薬剤師が担当します
当時の私が受けたのは、服薬指導ロールプレイや高齢者への服薬指導上の注意の分野でした
上手にできていたかはわかりません 不親切だったところもあったかと思います
学生さんがどのような感想お持ちだったかはわかりませんが、私はとっても楽しくやらせて頂きました
2回目の合同実習くらいの頃に実務実習指導薬剤師の資格を取ってはどうかとのお話がもらえました
当時は(もしかしたら今も)ワークショップの枠が小さく開催日が少ないため、各企業で限られた人数しか取れない資格でした
大変ありがたいことに枠に入れてもらうことができ、認定実務実習指導薬剤師の資格を手にすることができました
認定実務実習指導薬剤師はどんな資格?
実習生を病院・薬局で受け入れるための資格が認定実務実習指導薬剤師です
こんなことやります
- 直接学生に教える
- 大学教授との顔合わせや、指導の進捗報告
- 実習予定の作成
- 外部研修の予約(薬剤師会が主催したり)
薬学部は6年制になり実地での実習が大幅強化
現在は5~6年目に薬局と病院実習が必修です
実習は11週間行われ、その窓口と責任者が
認定実務実習指導薬剤師です
認定実務実習指導薬剤師の資格取得はどうやる?
ワークショップはグループディスカッション等が中心の、参画型です
かなりハードだった記憶があります
講習をすべて受講したのち、申請を行います
令和4年より、申請方法等が変わりました
書類提出は全てデータで用意、ネットで申請となります
新規申請に必要なものはこちら
- 申請料5500円
- 薬剤師免許のデータ
- 講習会の受講証
- ワークショップ修了証
- 勤務証明書
- 振り込み明細
詳しくはこちら
https://www.shidou-yakuzaishi.com/cpems/contents/pdf/Application_Procedures.pdf認定実務実習指導薬剤師は6年での更新制です
特別な理由なく6年間実習受持ちをしていない場合、更新できません
更新時は簡単な講習と更新料がかかります
学生受け入れしたくなってから資格獲得に動きましょう
受け入れしてない店舗が受け入れするまで
大まかなスケジュールはこんな感じ
月 | 内容 | 実施先 | やること |
1月 | 受け入れ薬局リスト作成 | 県薬→各薬局 | |
3月 | エリア担当を調整機構へ回答 | 県薬→調整機構 | |
4月 | 登録薬局リスト等回答 | 県薬→調整機構 | |
5月~8月 | 振り分けと調整 | 大学⇔調整機構 | |
10月 | 学生振り分けリスト送付 | 県薬→各薬局 | 1期~3期までの受入リストFAXで来る |
10月 | 契約書等送付 | 各大学→各薬局 | 学生の詳細、大学での面談招待のお知らせなどが届く 要返送 |
実習1~2カ月前 | 大学研修 | 各大学→各薬局 | 実習における注意等の研修 大学教授との面談 |
いつでも | 新規受け入れ希望 | 薬局→エリア長 | 各エリア長へ受け入れ希望の連絡する |
連絡後 | 実習施設の概要提出 | 薬局→エリア長 | 各エリア長へ実習施設の概要を提出 |
1 まずは最初に「新規受け入れ希望」を出すところから
県薬のホームページに、エリア長のリストがあります
自身のエリアを確認して、エリア長とコンタクトを取りましょう
2 「実習施設の概要」を提出
エリア長とコンタクトを取ったら、実習施設の概要の提出を依頼されます
書いて提出しましょう
認定実務実習指導薬剤師の登録番号を書く必要があるので、証書の準備お忘れなく
3 「振り分け」の紙が届く
当薬局は
2021年の7月に初回の「実習施設の概要」提出をし
2022年2月に、薬剤師会から「実習施設の概要」記入のFAXが来たため2回目の提出
その後音沙汰無く
2022年10月に実習生振り分け用紙がFAXで届きました
FAX到着日に大学からの書類も届きました
基本は〈待ち〉の姿勢になる
「実習施設の概要」の提出を終えた後は、薬剤師会と調整機構によって進められていきます
その間薬局で出来ることはありません
受け入れのできるよう準備を整え、連絡が来るのを待つこととなります
県薬より「実務実習受入薬局講習会」が開催されることありますので
準備の一環として受けておくと良いでしょう
おわりに
【実習奮闘記】シリーズ第1話
何もないところから
実習生の依頼が来るまで
でお送りしました
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