【転職前に改めて考えて欲しい事】
何のために転職するのか
わたしの転職歴
私は今までに3回 転職しています
新卒で大手ドラッグストア/調剤薬局チェーンに勤務
1回目の転職先は15店舗の小規模調剤薬局
2回目の転職先は5店舗の小規模調剤薬局
3回目の転職先は10店舗の小規模調剤薬局
転職後は全て小規模の企業へ勤めています
【1回目の転職】
勤務店舗がかなり過酷だったため、体調が辛かったのが原因ではありました
有給や希望休を取りづらい、忙しい店舗での労働に疲れてしまっていたのだと思います
転職理由は体調不良
転職先に求めるのは 福利厚生 有給をしっかり使えて希望の休みが取れること
【2回目の転職】
福利厚生、最初は良かったのですが、労働環境の変化で徐々に悪化
厳しい施設在宅が加わった影響で、月50時間以上の残業が続いてしまいました
管理職のため残業代は無し
心身共に疲れてしまい、次を探します
転職理由は多忙による体調不良
転職先に求めるのは 福利厚生は気にしないから、給与2割増
【3回目の転職】
入った企業が小規模展開の薬局だったのが災いし、経営悪化によって給与減
将来性に不安を感じたのと、学生実習を受け持ちたく転職することに
転職理由は学生実習受け入れできる薬局を探す
転職先に求めるのは 学生実習の受け入れをしているもしくは将来できる薬局
そして現在に至ります
1回目の転職動機は「ライフワークバランス」
我が国の社会は、人々の働き方に関する意識や環境が社会経済構造の変化に必ずしも適応しきれず、仕事と生活が両立しにくい現実に直面している。
誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。
仕事と生活の調和と経済成長は車の両輪であり、若者が経済的に自立し、性や年齢などに関わらず誰もが意欲と能力を発揮して労働市場に参加することは、我が国の活力と成長力を高め、ひいては、少子化の流れを変え、持続可能な社会の実現にも資することとなる。
そのような社会の実現に向けて、国民一人ひとりが積極的に取り組めるよう、ここに、仕事と生活の調和の必要性、目指すべき社会の姿を示し、新たな決意の下、官民一体となって取り組んでいくため、政労使の合意により本憲章を策定する。
引用 内閣府 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章
1回目の転職先に求めたのは福利厚生 休みを取りやすい環境です
これ、いわゆる【ライフワークバランス】のこと
ライフワークバランス=仕事と生活の調和
どちらも大事でどちらも守れるような仕事のあり方です
給与が高くても、生活が充実していなければ、何のため働いてるのかわかりません
仕事も趣味も毎日の生活も、どれも捨てずに調和していけることを重要視しました
2回目の転職動機は「給与」
福利厚生って、守れる環境がある間しか守れないんです
例えば1.5倍の仕事が来た時、終わらせなければ休むことも、変えるのも難しいですよね
当然ながら有給も自由には消化できません
休みの日にも仕事の電話 仕事の対応
新規の事業や施設などの兼ね合いで、環境はガラッと変わってしまうことがあります
そのため、2回目の転職先には高給を求めました
給与が高ければ多少の要求は飲めるというものです
これは結果的に成功でした
給与は前職の3割増 休日数は以前とさほど変わらない程度です
契約時は、色々な店舗へのヘルプ労働を基本とした働き方での採用でしたが
途中から店舗の管理者におさまることとなりました
3回目の転職動機は「やりたいこと」
給与は企業の利益があってこそ
業績が傾けば減給もある
思い知らされました(笑)
減給され、月並みの給与になった時に今後について考え直します
仕事はお金のためだけでも、休みのためだけでもない
やりたいことを叶えるためにもあって良いんじゃないか
このまま減給されながら不安定に働いていくくらいなら、転職してやりたい仕事に就こう
やりたい業務をできる会社に就こう
そこで3回目の転職先にはやりたいこと=学生実習のできる環境を求めました
ちょうど前年に認定の更新があり、過去を思い出して再度実習受け持ちしたくなったのがきっかけです
この歳になって初めて、自分の目指す将来像が出来た気がしてます
転職活動での後悔
もっと学べることがあった
今でも1回目の転職は、上司といろいろ相談してからにすれば良かったと思っています
職場はかなりの多忙でしたが、他店舗への異動を含めて相談するべきでした
様々な処方体験や勉強のチャンスは、中小より大企業の方が多いです
多様な店舗へ異動することで出来るであろう、学びの機会をフイにしたことを後悔と反省しています
腰を据えて職場探しをしなかった
転職エージェントさんには嫌な顔されてしまうかもしれませんが
就職先は焦らず決めましょう
<退職後はすぐ働かないといけない>
ということはありません
失業給付をもらいつつ
転職先に求める条件をまとめて
できるだけ妥協しない転職先を探してください
2回目の転職は、正直焦りに近いものがあったと思います
仕事しつつの転職活動は心身ともに疲れるもの
判断も鈍ります
「これを逃したら次は無いかもしれない」
「これ以上の案件は来ないかもしれない」
そんなこと考えてしまい、少々不安を感じながら勤め先を決定してしまいました
会社を辞めてからの活動でも良いんです
有休消化期間からでも良いんです
慌てず後悔の無い転職活動にしてください
雇用保険を活用しなかった
今でも大変に後悔しています
みなさん、会社を辞めたら次の日にはハローワークに行きましょう!
書類放置したり、すぐにアルバイトをしてはいけません
まずハローワーク行って書類提出してください
私は、失業保険のもらいそびれをしました
無知は罪 知らないと損をするのがお金の世界です
あの時FPの勉強をしていればと、悔やまない日はありません
会社辞めたらまずハロワ!
こんな時は転職活動を
精神的に限界
追い詰められた状態は長く続きません 経験があります
壊れる前に辞めましょう
追い詰められていたなら、それが最大の辞職理由です
今の会社規模ではできない業務を希望
大企業ならほとんどの仕事に就けるチャンスがありますが、小企業ではそもそも希望の仕事が存在しないこともあります
やりたいことが、勤め先で叶えられない場合、転職を検討しましょう
やりたい事を持ち続けながら他のことやり続けるのは、想像以上に堪えます
上司の上司とも合わない
上司とウマが合わない時には上司の上司へ相談です
それでもどうにもならない、合わない時は諦めましょう
給与を上げたい
薬剤師の給与を1割以上上げるためには
転職以外にほぼ道はありません
勤務薬剤師→管理薬剤師 でも 給与は1割も上がらないことがほとんど
それ以上を望む場合は部長職へのキャリアアップが必要でしょう
年次の昇給が0円なんて会社も多くあります
給与を2割、3割と上げたい場合は、転職が必須となります
こんな時は転職ストップ!
いろんな経験や勉強が目的での転職を考えている方、一旦ストップです
それは、今の会社では不可能でしょうか?
転職は様々な労力が掛かってきます
・転職活動
・離職
・就職
・新規の人間関係構築
・企業のルール習得 などなど
これらを全てこなした上で、初めて新しい経験や勉強を行うことができます
1年、下手すると3年近く会社のことで手一杯になってしまうかもしれません
もし、今勤めてる会社の中で行えることなら、三ヶ月や半年で異動させてもらえたり、外部講習などのお誘いが来るかもしれません
転職からの活動よりよっぽど早く着手できます
まずは直属の上司、もしくはその上の上司に相談をしてみましょう
転職活動よりよっぽど手軽ですよ
給与アップに直結したコト
- 中小の薬局
小規模ほど給与高めに設定してくれる傾向でした - 管理薬剤師経験
管理者経験の有無は非常に重要でした
無いと昇給は厳しいかもしれない くらいです - 薬剤師経験年数
継続して薬剤師続けていること
即戦力だと歓迎されます - 異動やヘルプとして活動できるか
中小でも、様々な店舗への応援できるか否かは必ず問われました
異動やヘルプができる人材として、他の企業よりも良い給与で入れました - 所持する資格
研修認定薬剤師は必ず聞かれます
その他は勤め先の仕事内容で少し変わります
学生実習を受けたい場合は、実務実習指導薬剤師の資格が必要です
勉強に熱心な企業の場合は、認定や資格の有無から、採用に前向きに働くようです
転職はエージェント利用+複数サイト登録 がおすすめ
薬剤師の転職活動は、転職エージェントの利用を強く推します
転職エージェントを使うことでのメリットは
・非公開の求人を見ることができる
・こちらの希望から求人を探してくれる
・求人先の情報を教えてくれる
・募集よりも良い給与提示されることがある
転職エージェントや転職サイトは複数登録がお勧めです
複数登録することでのメリットは
・転職エージェント、転職サイトによって紹介案件が違う
・紹介してくれる企業数に差がある
・相性が悪いエージェントが存在する
・転職エージェントの質も各企業で差がある
現在勤める企業の募集を持ってきた転職エージェントもいました
こちらも活用しました
紹介いただいた企業は、割と大きなところが多かった印象です
過去の転職はマイナビ薬剤師で行いました
厳しい条件でお願いしたんですが、なんとか探し出してくれました
初回はマイナビのオフィスに招待され、そこで状況やエントリーシートの作成などを行います
条件等のすり合わせが済めば、その後はメールで案件の紹介が届き、希望の案件を伝える流れです
オフィスへの訪問が若干ハードルは高いですが、電話やメールだけではすり合わせが難しいのも事実
しっかり時間をとって相談をして来ましょう
転職サイトとエージェント、どちらの利用もできます
知人は転職サイトの方を活用していました
薬キャリの運営母体は大手医療従事者専用サイトの「M3(エムスリー)」
現在も成長続ける大企業です
ハローワークでの職探しはおすすめしない
時期によるのかもしれませんが、私の時は、薬局求人は全然ありませんでした
そしてこちらの条件からの検索というのも、ハローワークの職員には厳しいです
エージェントに相談したら該当求人いくつも出てきたので、ハローワークは雇用保険の申請だけにしておきましょう
転職は少ない方が良い
私の個人的な意見ですが、転職は少ない方が良いです
その理由は
転職活動
離職
新しい職場
どれにも時間と労力が割かれるから
転職する毎に同じだけ、もしくはそれ以上に時間と労力は割かれます
転職をしなければその分の時間で好きなことができます
その上転職先が良い所か否かは実際に就いて見ないとわかりません
転職するなら、入って辞めてを繰り返すのではなく
できるだけ一発で、定年まで勤められる会社を見つけましょう!
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