SBIのiDeCo 現在選べる投資先は35銘柄もあります
厳選されたけど35銘柄 これだけの数があると
iDeCoはじめたいけど、一つ一つ見るのはしんどい
そもそもどうやって選んだら良いかわからない
こういった声が出るのも仕方ないと思います
今日は『SBI証券のiDeCo』のラインナップから
オススメな投資先を、リスク度合いで仕分けしてご紹介
商品選びの一つの参考にしてもらえたらと思います
【iDeCoの解説はこちら】
投資の『リスク』
投資においてのリスクは2つの意味合いがあります
① 価格の振れ幅
② 価格変動の要因
一つずつ見ていきましょう
① 価格の振れ幅
リスクは価格の振れ幅を意味して使われることがあります
リスク、またの名を標準偏差
リスク(標準偏差)とは
リターンを中心として、どれくらいの振れ幅があるかの数値のことです
例で見ていきましょう
上のグラフは
・リターン 5.6%
・リスク 23%
をあらわしたものです
リターンは『5.6%』になる確率が一番高く
68%の確率で『−17.4=(5.6−23)% 〜 28.6=(5.6+23)%』
95%の確率で『−40.4=(5.6−23×2)% 〜 51.6=(5.6+23×2)%』
この状況が
リターン 5.6%
リスク(標準偏差) 23%
です
小難しい感じしますが
- リスクが大きいと大きく得する可能性と同じだけ、大きく損する可能性もある
- リターン(多くは年率リターン)を中心として、リスクの分振れ幅がある
この2点を覚えておけば良いかと思います
リスクは小さく、リターンが大きい商品が理想ですが
基本的には、リスクが小さい商品はリターンも小さいですね
② 価格変動の要因
投資では、その価格が上下するのに
様々な要因があります
このことも『リスク』と呼びます
価格変動なので、得する可能性も、損する可能性も秘めています
主なリスクは
【価格変動リスク】
単体の株では、その値上がり・値下がり
投資信託では、組入銘柄の値上がり・値下がりによって、投資信託自体の価値も上下します
企業活動や市場の状況、経済状況や世界情勢などが影響して金額変動すること
【為替変動リスク】
為替(各国の通貨交換、例えば円↔︎ドル)の変動によって価値が変動すること
外国の株式を持つと、外国株の値動きだけでなく為替の変動でも価値が変わります
例えば)アメリカの1株100円を1ドル100円で買ってたとして
株の価値は100円のままだけど1ドル120円になったら→日本での価値は1株120円に値上がり
【信用リスク】
企業の収益悪化や投資会社の倒産などにより、株や投資信託の金額が変動すること
【流動性リスク】
株売買する際、欲しい人と売りたい人が居て、初めて取引は成立します
どちらかに偏ってしまった場合、価格が上下すること
(例えば売りたい人が多く、欲しい人が少ない→価格が下がる)
リスク『大』
リスク(価格の振れ幅)が大きく
リターンが大きくなる可能性のある商品等です
株式100%の投資信託が該当します
”今後30年間、世界経済を主導するのはアメリカと思う方向け”
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用方針は、アメリカ100%
アメリカの株式インデックス『S&P500』
アメリカの代表的な企業500社の株価指数です
(日本で言うなら日経平均株価みたいなもの)
S&P500と同じ値動きになることを目指して運用する投資信託です
S&P500の中に入っている企業株を、時価総額に沿って購入しています
組入上位10銘柄がこちら
聞いたことある企業ばっかりなんじゃないでしょうか
(ALPHABETはGoogleの会社です)
リスク(標準偏差)
過去5年運用で見てみると
68%の確率で『6.13%〜40.89%』
95%の確率で『−11.25%〜58.27%』
この幅の値動きをするというデータになっています
※将来を保証するわけではありません あくまで過去のデータ
”今後の世界経済は不透明なので、幅広い国にリスクを分散したい”
・SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
運用方針は、全世界の株式
全世界の大型、中型、小型の株式に投資します
(実際は、そうなるよう投資信託を購入している)
47カ国、約8000社の株式のインデックスと同じ値動きを目指します
ともかく幅広に投資するのが特徴で
アメリカ100%と比べると、利益は小さめでリスクも小さめです
組入銘柄は毎年入れ替えがあるので
アメリカが衰退しても、成長する株式が組み込まれると言う安心感はあります
どこが来るかわからないから、全部に投資しとけ!
そんな感じのインデックスファンドです
リスク(標準偏差)
過去5年運用で見てみると
68%の確率で『2.5%〜34.78%』
95%の確率で『−13.64%〜50.92%』
この幅の値動きをするというデータになっています
※将来を保証するわけではありません あくまで過去のデータ
リスク『中』
リスク(価格の振れ幅)は中くらい、ある程度ありつつ
リターンも取っていける可能性のある商品です
・三菱UFJ-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
8つのインデックスファンドに均等分散させることを目標に
運用するバランスファンドです
資産の種類はこちら
株と債券の価格は、一般に逆相関
(株が上がると債券が下がる、債券が上がると株が下がる)
と言われます
最近の値動きは全然違っちゃっていますけど・・
いろんな資産、逆の値動きをすると言われる資産も組み込み
先進国、新興国も含めて幅広く分散したのが
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
過去5年運用で見てみると
68%の確率で『−1.9%〜18.38%』
95%の確率で『−12.04%〜28.52%』
この幅の値動きをするというデータになっています
※将来を保証するわけではありません あくまで過去のデータ
リスク(標準偏差)
リスク『小』
リスク(金額の振れ幅)は小さく
リターンも小さいいう商品です
これに該当するのは1つのみ
元本確保型の定期預金です
・あおぞらDC定期
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/derivative/pension/k_aozora.pdfリスクはほぼ0、リターンもほぼ0な商品です
満期1年の定期預金
金利は市場より低めです
(2024年11月1日では0.13%)
【こんな方へ】
自分に合った商品を選んで!
iDeCo最大のキモは
掛金全額の所得控除
これです
iDeCoに拠出した金額は、全額が所得控除になります
所得控除は、所得税と住民税を減らせる制度
つまりiDeCoに掛金を拠出した時点で
節税の恩恵を受けられるということです
(iDeCo利用中は固定の手数料がかかりますので、得するかは人により変わります)
節税という視点では、iDeCoを始めただけで100点です
運用先が定期預金でも、投資信託でも
所得控除による節税は一緒です
NISAとは違い、運用での利益がほとんどなくても
節税分でお得になるのがiDeCoなんです
なので、自身のリスク許容度に合わせての運用がオススメです
投資信託なら増えていく期待はありますが
相場次第で減ってしまう可能性も秘めています
定期預金は利息がひっくいのでオススメすることは少ないですが
価格変動がないのは魅力の一つです
60歳まで引き下ろせないことも考慮しつつ
自身のリスク許容度に合った商品を選んでもらえたらと思います
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