インデックスってなに?
投資の話をすると決まって出てくる言葉が
インデックス
投資の世界のインデックスは
指数のこと
株のインデックス=株価指数
債券のインデックス=債権指数
じゃあその指数ってなに?
指数は
特定の条件(例えば日本の有名な会社225社の株価平均)を設定して
計測開始日を、100や10000などキリの良い数字でセット
ここが最初となります
そこから条件の中身の値動きで
100→90→110など増減していく
これが指数です
例えば日経平均株価
日本の代表的な企業225社の株価平均です
225社の株式を特殊な計算によって
指数にしています
日経平均株価は指数なので
実際の株価の平均額ではないのに注意
インデックスの種類
株
最も一般的なのが、株価に連動して上げ下げするインデックスです
上場されてる株のうち
基準を作ってピックアップした企業の
株価を利用して決まります
【日本の代表的インデックス】
日経平均株価(日経225)
日本の大企業225社の株価を平均した指数
1950年〜計測されています
株価換算係数方式と言われるちょっと変わった計算方法を使っていて
株価が高い企業の影響を受けやすい特徴があります
(一般的には時価総額が高い企業の影響が大きい)
東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所1部上場企業の株価平均
(現在は東証1部の区分が無くなりました。指数は残っています)
1968年〜計測開始
開始の数値は100
浮動株時価総額加重型という、時価総額の大きい企業の株価が大きく影響する計算方法を利用しています
【世界のインデックス】
S&P500
アメリカの大企業500社の株価平均です
アメリカで一般的な指数で、世界的にも超有名な指数です
1957年〜開始と、長期の歴史があるのも特徴
時価総額加重平均型株価指数による計算をしていて、時価総額の大きい企業の影響を受けやすいです
実はS&P500の企業だけで、全米企業の時価総額の80%近くを占めています
MSCI オールカントリーワールドインデックス(MSCI ACWI)
オルカンとも呼ばれる、全世界の株式を対象にしたインデックス
先進国と新興国、約46カ国の大企業の株価平均
各国市場の時価総額上位約85%を網羅しています
1998年~から計測開始
時価総額加重平均による計算で、全世界経済の経済状況を表します
債券
債券は、国や企業が銀行以外からお金を調達したいときに使う方法
例えば国債なら、国が発行した債券です
毎年設定された金利をもらうことができ(個人向け国債なら年2回)
満期になったら全額返金されます
株に比べリスクが少ない=値動きが小さい のが特徴で
株と合わせて持つことで、資産の値動きを減らすことができます
債権にもインデックスは存在します
世界の国債価格を反映した【FTSE世界国債インデックス】
日本の債権全体の値動きに連動する【NOMURAーBPI】等
【債券についての解説はこちら】
不動産
個人での不動産事業は、アパートやマンションの貸し出し賃料を回収するものですが
大きな不動産業をしている企業は
イオンモールやデパートのように、大きなビルのテナント料が収益です
ホテル業もやってたりします
一般人から資金を集めて不動産投資を行う投資信託は「REIT」と呼ばれます
東京証券取引所に上場されている、多種あるREITの株価平均のインデックス
【東証REIT指数】
というものもあります
コモディティ(実物資産)
先物取引は、未来に決められた価格で売り買いすることを決める取引方法です
今の値段より値上がりする予想なら買う・値下がりする予想なら売る
物(大豆や米、トウモロコシや金など)の先物は有名ですが
インデックスの先物というものも存在します
【S&P GSCI商品指数】【ブルームバーグ商品指数トータルリターン】など
新しいインデックス
インデックスは、歴史ある古いものから
最近できた新しいものまで様々
どちらのインデックスも長所があります
«良い所»
過去の動きから、将来の予想がしやすい(値動きの大きさ=リスク、暴落の値動き)
銘柄入れ替えの基準等がしっかりしていて、継続性がある
«良い所»
AIやSDGsなど、流行やトレンドに乗った指標
今後、大きく成長する可能性がある
このあとインデックスファンドの紹介をしますが
基本的に、私が進めるインデックスは「古いインデックス」の方
新しいインデックスは、上級者向けです
インデックスは今も今後も新しいものがどんどん出てきます
古いインデックスは広く分散されたものが多く、長期の実績がありますが
新しいインデックスは分野に集中投資してるもの、実績が短いものが多いです
インデックスの強みである、全体に幅広く投資することで
経済全体の成長に乗っかる
ことが、新しいインデックスだと難しいケースが多いんです
投資に詳しくなり、経験も蓄積されるまでは
新しいインデックスには手を出さないようにしましょう
インデックスファンドってこういうもの
インデックスファンドは
インデックスと同じ値動きになることを目的とした投資信託
例えば、投資信託の一つ
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
これは、日本を代表するインデックス
日経平均株価
に連動するよう運用されている投資信託です
日経平均株価が1%下がったら(例えば30000円→29700円)
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)も1%下がる
(例えば15000円→14850円)
このように運用されています
あくまで運用なので、正確に一致することは難しく
インデックスファンドの評価は、どれだけインデックスと同じ値動きになったか
となっています
たくさん儲かったファンドが優秀なのではなく
どれだけインデックスと同じ値動きをしたか
この精度が評価になるのがインデックスファンドの特徴でもあります
インデックスファンドを持ってるということは
インデックスを買ってる
(例えば日経平均なら、日経平均株価に含まれる企業株を全て買ってる)
のと同じことなんです
インデックスファンドを買う ≒ インデックスを買う
一方、インデックスよりも良い成績になるよう運用するのがアクティブファンド
アクティブファンドは、例えば
日経平均が5%下がったら3%で済む
日経平均が5%上昇したら10%上昇する
ように、最大限の利益が出るよう積極的な取引をする投資信託です
アクティブファンドの優劣はわかりやすく
どれだけ利益が出ているか
インデックスより利益が出ているか
ここに尽きます
インデックスファンドの強み
インデックスファンドとアクティブファンドを比べると
≪ポイント≫ 投資信託で最も足を引っ張る要因は「手数料」
投資信託には
購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額、その他多数の費用
が掛かります
こういった手数料は、インデックスファンドの方が安い傾向にあります
最も影響の大きい手数料「信託報酬」は
投資信託によって0.1%~3%程度と30倍以上の差があります
0.1%はインデックスファンド
3%はアクティブファンドの手数料です
投資のプロが積極運用をするアクティブファンドですが
そのうちの多くはインデックスファンドより成績が悪いというデータがあります
2016年調査によると、米国の投資信託では
8割以上のアクティブファンドは
インデックスファンドより成績が悪くなってしまいました
要因は様々ですが
高い手数料を払って、成績はインデックスファンドより低いのでは
インデックスファンドの方が優秀と感じますよね
一部のアクティブファンドは成績が上回りますが
選別するのは至難の業です
投資の神様 ウォーレン・バフェット氏は言いました
「理解できないものに投資するな」
何に・どのように・どれくらい 投資をしているか
インデックスファンドは、ここがわかりやすいことが多いんです
値上がり値下がりもインデックスと同じなので
優良なインデックスファンドであるほど、明朗会計になります
おすすめインデックスファンドの紹介
初心者におすすめなインデックスファンドの紹介です
長期投資で重要な
- 手数料が低い
- インデックスの歴史が長い
- 時価総額が高い
ここに注目してピックアップ
今日紹介するファンドを基準にして選んでみるとわかりやすいと思います
eMAXIS Slimシリーズ
ネット証券会社の多くで販売されている
手数料最安クラスを売りにした優良投資信託です
国内インデックスから世界のインデックスまで
幅広く揃えています
手数料は最安クラスを維持するのが当シリーズのコンセプト
他社が値下げしたら、当シリーズも値下げしてくれます
つまり、値下げ競争の際にファンドの乗り換えが不要ということです
乗り換えを検討しなくていいのは楽で良いですよね
気をつけて欲しいのは、同社の販売する類似商品
eMAXISシリーズや eMAXIS Neoシリーズとは別物であること
手数料やコンセプトが全く違うので、間違えないよう注意です
SBI・Vシリーズ
SBIが発売する投資信託のシリーズ
こちらも手数料が安い
特徴としては、ヴァンガード社の投資信託を購入しているというところ
投資信託が投資信託を購入しているという、ちょっと変わった商品です
ヴァンガード社は世界に名を轟かす巨大投資会社
そこの商品を買う投資信託なので、実質ヴァンガード社の投資信託を買ってるのと同じこと
手数料が低く、長く運用された投資信託が多いです
SBI・Vシリーズは続々と新商品が発売されています
楽天Vシリーズ
楽天の発売する投資信託シリーズ
SB I・Vシリーズとコンセプト、やってることは同じです
実はこちらの方が元祖
多くの投資書籍で紹介される、優良投資信託です
ラインナップはちょと少なめです
ニッセイ<購入・換金手数料なし> シリーズ
ニッセイは日本株式のインデックスファンドが揃っています
その中でも
「ニッセイ<購入・換金手数料なし>」のシリーズがオススメ
日経平均株価やTOPIXなど、日本のメジャーなインデックスファンドがあり
手数料が低いです
似た名前の違うファンドもあるので、購入前には注意しましょう
ファンド選びは注意して!!
投資信託を購入する際には
商品名と手数料の確認を怠らないようにしましょう
同じインデックスに連動した投資信託でも
ファンドによって手数料が違ったり(下手すると倍)
インデックスは一緒でも成績が違っていたり
リスクの大きいインデックスファンドだったりします
損するとまでは言いませんが、後々気がついてもったいない気持ちになることがあります
投資信託はともかく種類が豊富、大量にあります
初心者から向けなファンドから
投資上級者向けの難しいファンドまで様々です
投資信託を選ぶ際には
ファンド名をしっかりチェックして購入するようにしましょう
【インデックスファンドの選び方はこちら】
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