最近はCMでも投資の話が上がることが増えていますね
いろんな銀行・証券会社がこぞってNISAのCMをしているのを見かけます
今年から『NISA:投資の利益を非課税にする制度』が一新、拡充され
従来より多額の投資が、長期間使えるようになりました
色々な場所で、資産運用の話が上がるようにもなりました
資産運用は必要か?
そんなことはありません、人によって違います
では、どんな人は資産運用した方が良いか?
私は、会社員 役職のないサラリーマンほど行った方が良いと考えています
特に私のような、薬局の従業員には資産運用をオススメしています
オススメ理由はこの5つ
- 物価上昇でお金の価値が下がる
- 給与の伸びを当てにし辛い
- 預金金利が低い
- 低コストの投資信託が買える
- 非課税制度が充実している
物価上昇でお金の価値が下がる
物価上昇(インフレ)は国策です
経済は、成長していくとインフレ、縮小していくとデフレに陥ります
日本はバブルが終わってから30年近くGDPは横ばいで
物価も0近辺、マイナスな時期も多くありました
日本のGDP推移
日本の物価上昇率推移
物価下降するデフレ経済は
短期的には物が安く買えて嬉しいんですが
長期的には、給料の減少が物価減少より大きくなり
みんな貧乏になってしまいます
そのため政府は、物価上昇率を毎年2%
毎年、物の値段が2%ずつ上がるような社会を目指して運営しています
30年ほどの停滞を超え
2022年からは、日本もようやく物価上昇の流れになってきました
2024年6月の、エネルギーと生鮮食品を除いた物価上昇率は1.9%
2023年は2.5%を超え続けており、何もなければ少しの上下動をしながら2%付近を推移すると思われます
物価上昇率2% = 物の値段が2%あがる ≒ お金の価値が2%下がる
今日の100円で買えるものは、来年には98円分しか買えないということ
物価2%上昇が36年続くと、値段は倍になります
今の100円を大事に36年間取っておくと、36年後には50円分しか買えません
お金の価値が下がり続けるなら
下がる以上に稼ぐ(給与を増やす)、副業する、投資する
こういった事で今以上に増やしていかないと、どんどん貧乏になってしまいます
私が、お金の増やし方の中では「比較的」再現性の高い
インデックスファンドの積立投資
を勧めるのは、物価上昇によるお金の価値低下を
お金を増やす事で帳消しにするためでもあります
給与の伸びを当てにし辛い
これは日本の賃金上昇率のチャートです
TRADING ECONOMICさんからお借りしました
直近2年ほどでようやく上がってきましたが
それまではほぼ0近辺
全然上がってこなかったのがわかります
この2年間は、国からの要請も強く賃金上昇の流れがきていましたが
今後どうなるのかは未知数 また0付近に戻る可能性もあります
賃金上昇0で物価だけ2%上がったら
収入が2%減ったと同じようなものです
徐々に貧乏になって行かないように、投資の活用をオススメしています
投資も必ず増えるという保証はありませんが
リスクと投資金額は自分でコントロールできる利点があります
給与増は完全に会社依存なので
金額だけでも自分でコントロールできる投資を組み合わせると良いと思います
ちなみに、薬局で働く人は特に投資がオススメです
薬局での給与アップは、基本的に転職です
調剤報酬は年々取りづらくなってきていて、薬価も下がり気味
年次昇給の原資が上がってきません
構造的に賃金上昇が見込み辛いのが薬局業界なので
物価上昇に負けない資産作りを検討しましょう
預金金利が低い
円普通預金は、大手銀行で0.1%
以前は0.001%だったので上昇してはいますが
物価を考えると、目減りします
毎年0.1% 預金が増えて
毎年2% お金の価値が下がっていきます
金利が2%まで上がって、トントンです
これから金利がどれだけ上がるかは未知数です
金利が上がるのは、物価が上昇した時や景気が良い時が多いですが
当面の間そういったこともなさそうな情勢です
銀行に預けたお金は、年々目減りしていってしまう
そのため、一部の資産は運用した方が良いとオススメします
注意してほしい事がひとつ
銀行預金は必要です
0にしてはいざという時のお金や、生活がなりたたくなる可能性があります
投資に使うのは余ったお金、老後のためのお金に限ってもらいたいと思います
低コストの投資信託が買える
10年以上前は
手数料が低く、優良な日本の投資信託がありませんでした
S&P500の投資信託を買いたい人は、ETF(上場投資信託)を
自分で定期的に買う といった手間をかけて投資を行っていたようです
今はとっても良い時代
ネット証券会社は手数料が非常に低く、口座開設は簡単
情報は豊富で選ぶ際の手助けが多いです
投資信託も低コストのものが増えてきました
例えば、全世界株式のインデックスファンドなら
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
いずれも信託報酬0.05775% 最安クラスの手数料です
昔に比べ、手数料負けしない投資信託が増えた事で
投資のハードルが非常に低くなっています
【投資信託の解説はこちら】
非課税制度が充実している
日本の投資非課税制度はこの2つ
利益が非課税になる制度
NISA
所得控除と運用中は非課税になる
iDeCo
iDeCoは節税ですが、本質的には同じ事
NISAの掛金上限は1800万円
iDeCoの掛金年額14.4万円〜81.6万円
2024年からは、これだけの掛金を非課税で運用できるんです
投資の運用益には、本来約20%の税金がかかります
100万円の利益が出ても、手残りは80万円ほど
老後のお金作りをするのに、この課税がとっても痛い
そのため国は非課税制度を用意、拡充してくれているんですね
【NISAについての解説はこちら】
【iDeCoの解説はこちら】
《 まとめ 》
- 物価上昇でお金の価値が下がる
世の流れとして、物価上昇は避けられません - 給与の伸びを当てにし辛い
賃上げを楽観視するのは危険です - 預金金利が低い
物価上昇率以上の金利がつくのは、当面難しいでしょう - 低コストの投資信託が買える
- 非課税制度が充実している
良いもの(インデックスファンド)を安く(低コスト)で購入でき
運用のための制度も整っています
自営業者や個人事業主、社長業の方は
株式投資以外の方法が最適な事が多いと思いますが
会社員の多くにとっては、投資は一度検討した方がいいと思います
(検討して、やらないという選択も勿論ありです)
不安だったり面倒だったりで放置している方
いま一度老後のために検討してみませんか?
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