ゼロから始める投資のイロハ(0はじ)は
・お金の知識なし
・マネーリテラシーから身につけたい
・投資始めたいけど、何から勉強したらわからない
という方向け
0スタートで、投資に関する必要な知識を勉強するシリーズです
「基礎編」では、お金にまつわることから、投資がどんなものであるかを学び
「実践編」では、実際に投資を始めるための知識と情報をお伝えします
こちらから順々にお読みください
「将来のために資産運用を」
「NISAで老後を豊かに」
投資をオススメする広告などで見かける言葉ですが
漠然としてるというか、実感が湧かない感じしませんか?
投資も資産運用も、すごく現実的で数字に現れることなのに
「将来」や「老後」だけではボヤッとします
今日の話はその「ボヤッと」した所を取り除いて
投資を使って
具体的に
老後に備えるための道順
についての話をしたいと思います
投資をする上で今回のお話は
面倒で避けたいけれど
一度は必ず考えないといけない事
になります
積立投資をする前に
NISAを初める前に
投資のゴール
未来のシナリオ
について考えましょう
今回はちょっと重め
「投資のゴール」はどこ?
「どこか旅行に行こう」と決めた時は
- まず目的地を定めて
- 道順と交通手段を調べて
- 自分の予算と照らし合わせてから
旅行の計画が立ちますよね
例えば
- 万座温泉に行こう(目的地)
- 新幹線とバス1.5万円、もしくはバスツアー1万円
新幹線は好きな時間に出て早く着ける、バスツアーは制限多い(交通手段) - 予算は1万円だからバスツアー(予算)
こんな具合で旅行の計画が立つと思います
長期投資においても同じなんです
- 30年で2千万円の老後資金を作る(目的を定める)
- 貯金、株式投資、債券(手段を洗い出す)
お金の増え方は貯金<債券<株式投資
リスクも貯金<債券<株式投資 - 債券以上の利回りなら2千万円を超える
リスク少ない方が安心なので、債券投資を行う
こんな具合です
目的から考えるのって、すごく大事
なんとなくで投資を始めると、何か、例えば老後資金には足りないとか
大学の入学金にはオーバーだったとかがあり得ます
目的を考えて、そのための目標(金額)を設定して
そのためのツールの一つとして投資を使うのが健全です
私は
投資は、目的(ゴール)から投資を考えることをお勧めしています
この方法は「ゴールベースアプローチ」と呼ばれています
「ゴールベースアプローチ」という考え方
ゴールベースアプローチとは
どの投資商品を買うかを考える前に
投資のゴール
を決めてから投資商品、どんな投資をするか決めましょうという考え方です
具体的に言えば
何歳までに何円必要ですか?
ということ
必要なのがお金というのは共通ですが
必要な額、必要な時期、必要な理由は三者三様です
いつの時期の何のイベントのために、いくら必要なのか
これを洗い出してから投資を考えます
様々な企業がこの考え方を取り入れています
例えば
三菱UFJ銀行
アイザワ証券
野村證券
目的と目標額を明確に
正確な金額はなかなか難しいですので
金額想定しづらいモノは
平均額にインフレ分を載せて計算するのが良いかと思います
例えば教育資金
17年後、大学入学時の資金を作るのを目的にすると
学費の高めな薬学部、入学時には207万円ほどかかります
毎年2%インフレしたとすると
17年後には290万円必要になる可能性があります
目的は[大学入学時の資金]
目標は[17年間で290万円を積み立てる]
となりますよね
17年間で290万円を積み立てる
この目的が定まると
その方法、積立のペースを考える段階になります
ゴールまでの道筋をシミュレーション
引き続き
17年間で290万円を積み立てる
を目標に
道筋を考えてみましょう
今回の提案では3通り
- 年利回り5%の株式投資信託
- 年利回り3%のバランスファンド
- 年利息0%の円預金
年利回り5% の株式投資信託で積立するなら
毎月 9048円
年利3% リスクの少ないバランスファンドで積立するなら
毎月 10915円
利息0% の預貯金で積立するなら
毎月 14216円
積立の手段によって
毎月の積立金額に差が出るのがわかるかと思います
リターンが高い=積立金額が少なくて済む
方法は、リスクが高いです
リスクが高い=運用中の値動きが大きい
積立成功確率がブレます
手段を選ぼう
引き続き
17年間で290万円積立の目標で考えましょう
手段を選ぶ際に考えるのは
積み立てできる金額です
ご自分の収支を見てみましょう
毎月14216円を積立できる余力があるなら
円預金での積立が選べます
リスク0なので、積立継続さえすれば確実に目標達成できます
毎月10915円までしか積立できないなら
バランスファンドでの積立が選べます
利回り3%の投資信託なら、リスクをかなり抑えられたファンドもありますので
高確率で目標達成できるでしょう
毎月9048円までしか積立できないなら
株式投資の投資信託しか選択肢はありません
優良な投資信託を選べれば成功確率は高くなりますが
価格変動は大きいです
必要になった際、ちょうど大暴落が来る可能性もあります
積立はいずれも特性があって
どれが良い、悪いというモノではありません
手段の一つなので、自信が選べるちょうど良いものを選択します
貯金は値動きがありません
金利はほとんどありませんが、値下がることはありません
リスクなし、リターンもなし
いつ取り崩しをしても、積み立てた金額が手に入ります
10年以下の短期向きです
株式投資は大きく値動きします
値下がることもあれば、大きく値上がっていくことも多いです
リスク中、リターンも中です
短期では損失出すことも珍しくありませんが
15年以上の長期では、値上がりしていることが多いです
何のために投資をするのか
何に使うためのお金を作りたいのか
ゴール地点から考える「ゴール・ベース・アプローチ」は
投資商品を選ぶのに一役買ったり
過度な投資を抑えることができたり
投資を続けるモチベーションを保ったり
投資を続けやすい土台を作ってくれます
NISAする前に、まずは、投資のゴールを考えてみてください
もしかしたら
「投資が必要なかった」
なんてこともあるかもしれませんよ
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