
「投資に興味が出てきたけれど、どの株を買ったらいいの?』」
「投資信託を勧められるけれど、どんな仕組み?」
「『インデックスって何?インデックスファンドって??」
基礎編の締めくくりとなる今回は、投資初心者から上級者まで幅広くお世話になる『投資信託』と『インデックスファンド』について解説します。
投資信託は、NISAやiDeCoを始めるにあたっても必須の知識です。
非常に便利な商品である一方、知識がないと選ぶのに苦労したり、無駄な手数料で損をしてしまったりするものでもあります。
しかし、仕組みを知ってみれば実はカンタン!一度覚えておけば一生使える知識です。
今回はパッと理解できるようポイントを凝縮してお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
1. 投資信託(ファンド)は『詰め合わせパック』
投資信託を一言で言うと『投資の専門家にお金を預けて運用してもらう商品』のことです。(※ファンドとも呼ばれます)
私たちが預けたお金を元手に、プロが株式や債券、不動産などに投資を行います。

投資信託をイメージするなら、『色々な株や債券が箱詰めになった、詰め合わせパック』です。
自分で企業の株を買う場合、リスクを減らすためには多くの企業に分散投資をする必要があります。
しかし、そのためには手間と多額の資金(数百万円以上)が必要です。
その手間と資金問題をスッキリ解決してくれるのが投資信託。
投資信託なら、プロが選んだ何百〜何千社もの株の『詰め合わせ』を、なんと100円からという非常に少額で購入できます!
覚えておきたい『基準価額』と『手数料』
投資信託を買う上で知っておきたい重要用語が2つあります。
それが『基準価額』と『手数料』です。
① 基準価額(きじゅんかがく)
投資信託における『株価』のようなもので、多くのファンドでは『1万口あたりの値段』として表記されます。
個別の株式は取引時間中にリアルタイムで値動きしますが、投資信託の基準価額は1日の終わりに1つだけ決まります。
市場が閉まった後の夕方〜夜にかけて発表されるため、買ったり売ったりする正確な金額は取引完了後にしかわからない仕組みになっています。
② 3つの手数料
投資信託を安全・安定的に運営するため、以下の3つのタイミングで手数料が発生します。
- 購入時:購入時手数料(これが0円のものを『ノーロード』と呼びます)
- 保有時:運用管理費用(信託報酬)★最も重要!
- 売却時:信託財産留保額・解約手数料
運営のためとはいえ、私たちにとって手数料は純粋なコストですので、低いに越したことはありません。
現在の優良な投資信託の多くは、購入時や売却時の手数料が無料で、かかるのは『信託報酬』のみとなっています。
信託報酬は資産額に応じて毎日引き落とされるため、投資成績に直結する最も大切なチェックポイントです!
3. 投資信託の種類:『インデックス』と『アクティブ』
投資信託は運用方針によっていくつか分類されますが、絶対に押さえておきたいのが『インデックスファンド』と『アクティブファンド』の違いです。
そもそも『インデックス』とは?
インデックスとは『指数のこと(特定の市場の平均値)』です。 例えば、ニュースでよく聞く以下の言葉もインデックスの一種です。
- 日経平均株価(日経225):東証プライム上場の代表的な225社の平均
- TOPIX(東証株価指数):東証上場企業のうち多数の企業(1,600社以上)の平均
- S&P500:アメリカを代表する主要500社の平均
👉 [インデックスとは?初心者向け解説記事はこちら]
👉 [NISA・iDeCoで使いたいインデックスファンド解説記事はこちら]
👉 [投資信託選びの4つのポイント解説]
2つのファンドの違い
| 項目 | インデックスファンド | アクティブファンド |
|---|---|---|
| 目標 | インデックス(平均)と『同じ』成績を目指す | インデックス(平均)『以上』の利益を目指す |
| 手数料(信託報酬) | 安い(0.1%以下も多数) | 高い(0.5%〜3%以上) |
| 長期の成績 | 安定して高い | インデックスに勝てるのは一部 |
4. 初心者に『インデックスファンド』を強力におすすめする理由
当ブログでは、投資初心者の方に『インデックスファンド』を一押ししています。(※初心者にとどまらず、大多数の方におすすめできる選択肢です!)
その理由は大きく2つあります。
理由①:圧倒的に手数料が安い
インデックスファンドは機械的に指数へ連動させるため、運用の手間がかからず手数料(信託報酬)が非常に安く抑えられています。
この手数料の差が、長期運用した際のリターンに大きな影響を与えます。
理由②:長期で見るとプロ(アクティブファンド)に勝てる
『プロが必死に運用するアクティブファンドの方が儲かるのでは?』と思いがちですが、データを見ると10年以上の長期投資では、7割以上のアクティブファンドがインデックスファンドに勝てないという結果が出ています。
SBI証券が毎月出している比較レポートでも、直近10年の実績ではインデックスの圧倒勝利です。短期で高い収益をあげるアクティブファンドも存在しますが、その『当たり』を事前につかみ取るのはプロでも至難の業です。
5. インデックスファンド選びの注意点!
『じゃあインデックスファンドならどれを買っても安心?』というと、実はそうではありません。選ぶ際は以下の2点に注意しましょう。
① 同じインデックスでも手数料が違う
同じ『S&P500』に連動するファンドであっても、運用会社によって手数料が倍以上違うことがあります。必ず『信託報酬が最安水準のもの』を選びましょう。
② テーマ型インデックスには注意
インデックスといっても、非常に種類が多いです。
『ロボット関連』『電気自動車関連』など、特定の業界だけに絞ったインデックスファンドは、分散がイマイチでリスクが高く、長期投資に向かない場合があります。
初心者の方は、まずは古くから運用されていて幅広く分散されるインデックス、例えば全世界インデックス(MSCI ACWIなど)などから選びましょう。
まとめ:迷ったら『低コストの全世界インデックスファンド』!
- 投資信託は、プロに運用をお任せする『株式の詰め合わせパック』
- 投資信託を買う時は、保有コストである『信託報酬』を必ずチェック
- 長期投資なら、手数料が安くて成績が安定している『インデックスファンド』一択!
これで投資の『基礎編』全3回は終了です!
お金の基本知識から、リスクと複利、そして投資信託の仕組みまで、読んでいただきありがとうございました。
次回からは、いよいよ『実践編』へ突入します!
実際に投資を始めるための具体的なステップを解説していきますので、ぜひ併せて読んでいただき、第一歩を踏み出す足がかりにしていってください!
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