あなたの会社に『退職金』はありますか?
「自分の会社、退職金がないんだよね……」
と老後を不安に思っていませんか?
実は今、退職金制度のない企業は増えています
私の勤め先も退職金がありません…
しかし!悲観することはありません
この国には、自分で退職金を作れる大変ありがたい制度『iDeCo』があります
むしろiDeCoには、一般的な退職金制度よりも優れてる点が多々あります
今回は、退職金の仕組みを整理しながら、iDeCoがどのような制度なのか、iDeCoが『自分専用の退職金』として優れている点を解説します
今回の記事を読んでもらえたら、iDeCo始めたくなると思いますよ
1. そもそも“退職金”ってどんな制度?
結構勘違いされているのですが、実は退職金って会社がサービスでくれるわけじゃありません
長年働いた功労金として会社から支払われるお金ですが、その正体は『給与の後払い』です
退職金の主な種類
- 退職一時金
会社が独自に積み立て、退職時に一括で支払う - 中退共(中小企業退職金共済)
外部機関に積み立てを委託する、中小企業向けの制度 - 確定給付企業年金(DB)
会社が運用責任を負い、将来の給付額を約束する - 確定拠出年金(企業型DC)
会社が掛金を出し、社員自らが運用する
退職金制度の“影”
退職金は節税メリット(法人税・所得税の優遇)が大きい反面、以下のようなデメリットもあります
- 自由がない
退職まで1円も引き出せない(強い資金拘束) - 実態は『天引き』
福利厚生という名目ですが、本来もらえるはずの給与からあらかじめ差し引かれて積み立てられているものです - 運用リスク
会社が運用を行うタイプ(DBなど)の場合、景気悪化で運用がふるわなくなると、給付額が減らされたり、企業が穴埋めに苦しんだりするリスクがあります
退職金は給与からの積立で出来上がっていますが、運用して増やす努力をしている企業もあります
運用がうまくいっている間は良いのですが、不景気等で運用がふるわなくなると、給付の原資が足りなくなってしまいます
足りない分は企業が補填するか、給付額を減らすなどの対応が起こり得ます
『給与から積み立てているのに、運用結果は人任せにせざるを得ない』のが、従来の退職金制度の弱点でもあります
2. 退職金がない人の救世主『iDeCo』の凄さ
退職金がないなら、自分で作ればいい。そのための最適解がiDeCoです
税制面だけで見れば、実はNISAよりも節税効果が高い『バグ級』の制度と言えます
iDeCoの4大メリット
- 掛金が全額『所得控除』
毎月の積立額がまるごと所得から差し引かれるため、毎年の住民税・所得税が安くなります - 運用益が『非課税』
運用中の利益に本来かかる約20%の税金がゼロになります
そのため複利効果を最大限活かすことができ、資産が増えやすくなります - 受け取り時も『控除』あり
『退職所得控除』もしくは『公的年金等控除』が適用され、受け取る際の税金も少なく済みます
金額によっては無税で済むことも - インフレに強い
自分で運用先を選べるため、現金の価値が下がるインフレ局面でも資産を守れます
3. 『退職金がない』とiDeCoが最強の武器になる理由
ここが一番のポイントです
iDeCoを受け取る際、会社からの退職金があると、『退職所得控除』の枠を食い合ってしまうことがあります
退職所得控除とは? 退職金にかかる税金を劇的に安くしてくれる枠のこと。
- 勤続20年以下: 40万円 × 勤続年数
- 勤続20年超: 800万円 + 70万円 × (勤続年数 – 20)
※例えば、20年積み立てれば800万円まで非課税で受け取れる計算です。
- 退職金と同時にiDeCo受け取る
- 退職金+iDeCo=退職金として合算される
- 退職金を受け取って、のちにiDeCoを受け取る
- 退職金は満額控除が効くが、iDeCoの控除は少額になる
(20年以上間隔空けば満額控除使える)
- 退職金は満額控除が効くが、iDeCoの控除は少額になる
- iDeCoを受け取って、のちに退職金を受け取る
- iDeCoは満額控除が効くが、退職金の控除は少額になる
(10年以上間隔空けば満額控除が使える)
- iDeCoは満額控除が効くが、退職金の控除は少額になる
- 退職金なし、iDeCoのみ
- いつでも退職所得控除が満額使える
勤続期間ではなく積立期間が計算に使われる
- いつでも退職所得控除が満額使える
退職金受け取りがあると、どのような順番で受け取るか、iDeCoをどのように受け取るか
受け取り間隔を気にする等、頭を悩ませることになってしまいます
しかし退職金がない人は、順番や受け取り方を気にする必要なく、iDeCo全額を一時金で取り崩すことができます
すぐに崩したければ60歳でも、運用を続けて70歳に取り崩すということもできちゃいます
この、煩雑さがなく控除を目一杯使えるところが大きなアドバンテージです
4. iDeCoを始めるなら『投資の知識』をセットで
iDeCoは『定期預金』も選べますが、せっかくの非課税メリットを活かすなら投資信託での運用が必須です
- 王道は『全世界株』
手数料(信託報酬)が安い『全世界株式インデックスファンド』などが初心者には向いています - 『ほったらかし』が正解
60歳まで引き出せない仕組みは、実はメリットです
暴落しても放置せざるを得ないため、結果的に長期運用の恩恵を受けやすくなります
最低限、本を1〜2冊読んで「なぜ含み損が出ても大丈夫なのか」を理解しておくと、ストレスなく続けられますよ
【投資初心者おすすめ本はコレ!一冊で投資もNISAもiDeCoもわかる】
運用で迷ったら『コスト』だけを見る
「投資なんて難しそう」と感じる方、投資信託選びは以下の1点だけ守ればOKです
- 信託報酬(手数料)が0.2%以下の商品を選ぶ
信託報酬が低い=低コストな『eMAXIS Slim 全世界株式』などのインデックスファンドを選ぶのが王道です
信託報酬が高い投資信託だと運用益が手数料で削られてしまいます
アクティブファンドなどは信託報酬1%を超えるものが多いですね
一方、優良な投資信託には信託報酬が0.2%をきるものが多くあります
手数料の低い投資信託から選ぶようにしましょう
iDeCoで選べる投資信託は、証券会社ごとに異なります
信託報酬の低い投資信託を選びたいなら、ネット証券(SBI証券や楽天証券など)でiDeCoを始めましょう
まとめ:未来の自分に『退職金』を贈ろう
会社が守ってくれないのであれば、国の制度を賢く使って自分で自分を守るしかありません
- 退職金がない = 退職所得控除の枠がガラ空き!
- iDeCoを使えば = 節税しながら自分年金を作れる!
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