~退職金が無いとお嘆きの貴方へ~自分で作る退職金「iDeCo」を始めよう
退職金ってどんな制度?
「退職金」は、会社を退職する時にお金がもらえる制度
役職や勤続年数で金額が変わるのが一般的です
一括りに退職金と言っても、様々な種類があります
- 退職一時金
会社で退職金を積立てし、退職時に給付する制度 - 厚生年金基金
公的年金制度への上乗せとして作られた制度
現在縮小中で新規設立はできない - 中小企業退職金共済(中退共)
勤労者退職金共済機構が運用する、中小企業会社員対象の退職金共済
企業が中退共へ支払い、退職後には中退共が退職金を支払う - 確定給付企業年金(DB)
企業が保険会社や信託会社と契約して、退職金を預け運用してもらう制度
給付は基金か保険会社等が対応する - 確定拠出年金(DC)
企業は積立てのみを行い、運用や資産の管理は金融機関等が行う
運用に関しては受給者自らの選択で行い、運用益は非課税
会社員一人一人が投資と向き合う必要があるが
非課税で運用できるというメリットもある
給付方法は以下の3通り
- 一時金(一括で全額もらう)
退職一時金 - 年金(10年などに分割してもらう)
厚生年金基金 - 一時金と年金併用
中小企業退職金共済
確定給付企業年金
確定拠出年金
退職金の良いところ
- 節税になる
法人税がかからない、所得税は給付時のみ - 会社が老後資金を積み立ててくれる
退職時にまとまった金額が手に入る - 運用成績によっては、退職金が増える
退職金は運用されることも多く、成績によって給付額が増えることも
退職金の問題点
- 資金拘束がある
退職金は退職するまで使えないお金
勤めてる間は自由に引き出せない - 基本は給与からの天引き
退職金は福利厚生の一つなので、企業の利益から捻出される
給与としてもらえるはずだったお金を、退職金として積み立てている - 運用に失敗したり、運用していないと減額になることもある
退職金制度によって異なるが、企業が退職金を管理している場合、運用によるトラブルもある
運用失敗した場合、損失分を企業が補填するか、退職金額を減らすか選ばなければならない - 会社が管理する場合は管理コストがかかる
退職金制度は結構複雑です
積立額の設定、会計への組み込み、給付時の対応、運用など、やるべきことが多くあります
会社内ですべて行う場合は人材が必要になり、人件費がかかります
近年は外部に委託する「確定拠出年金」などが増えています
iDeCoって?
税制が優遇された投資制度の一つ
投資する時も、取り崩すときも控除が効き、運用は非課税
税金面で考えるとNISAよりも上の節税制度です
お得ポイントまとめ
- 運用益非課税
- 年間投資額の上限あり
- 投資額分は所得控除
- 受け取りは公的年金等控除、もしくは退職金控除適用
「退職金が無い」が強みになるiDeCo【退職所得控除】
税制的に優遇されてる退職金制度ですが、近年は退職金が無い会社も増えてきています
私の勤める会社も退職金がありません
退職金が無い事での一番の損は
<退職所得控除>
が使えない事!
退職所得って、税金がとっても優遇された制度なんです
これが使えないのは非常に勿体無い
退職所得控除とは
退職金受取時の所得税を軽減してくれる制度
退職所得控除金額は
・勤続20年以下
40×勤続年数 万円
・勤続20年超
800+70×(勤続年数-20)
退職所得の計算は
(退職金-退職所得控除)÷2
20年勤務で退職金800万円なら→税金0円
25年勤務で退職金2000万円なら→退職所得は425万円
それを活用してくれるのが<iDeCo>
退職金とiDeCoを同時に受け取る場合は
退職金+iDeCo-退職所得控除(勤続とiDeCoどちらか長い方で算出)
となるため、iDeCo分の控除が残らないこともあります
(下記の1に該当)
iDeCoだけの受け取りなら
iDeCo-退職所得控除(勤続とiDeCoどちらか長い方で算出)
と計算するため、iDeCo満額が控除になることも
(下記の2に該当)
iDeCoやるなら投資知識は必須
iDeCoは投資を行うこと前提の制度設計です
定期預金も選べますが
運用益非課税のメリットを最大で使うには、リスクのある投資の活用が必須
iDeCo利用後にガチャガチャと弄らないためにも、最低限の知識は持つ必要があります
幸い?60歳まで解約できないのがiDeCoです
とりあえずは、手数料の低い全世界型のインデックスファンドで始めて
徐々に勉強をしていくのも良いかと思います
時間の取れない方も、せめて1冊か2冊程度、書籍読んでみてください
含み損が出ていてもストレスなく過ごせるようになります
【投資信託の選び方がわからない方はこちら】
【iDeCoの詳細を知りたい方はこちら】
iDeCoのような積み立て投資をする方が、最初に読んでほしい本
子供への金融教育を行う会社のCEO森永康平さんの著作
すっごくわかりやすいです
投資始めると真っ先に薦められる名著
ちょっとお堅めな内容が好みでしたらこちらを
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