株式投資を行っていると、時折くる荒波が暴落です
世界での暴落といえば、直近だとコロナショック 30%ほど下落しました
その前はリーマンショック 40%ほどの下落です
暴落、嫌な響きですよね
コツコツ毎月積み立てて順調に増えてきた資産が、数日間の暴落で半分になるなんてことも
暴落が来ると阿鼻叫喚です
インデックス投資をお勧めしていた人を攻撃したり
高配当株をお勧めしていた人を攻撃したり
上昇基調の時はチヤホヤしていた人でも、手のひらを返した行動をします
そして、手のひらを返してしまうのは自分自身にも なんです
インデックス投資は上げ下げする相場に強いのが特徴
日々の株価は気にせず、老後に引き下ろす際に増えていればいいという投資方法です
投資を始める際はそのように習い、納得して始める方が大多数かと思います
しかしいざ暴落が来ると、含み損に耐えられなくて売ってしまう人が続出します
一時的な暴落でも、Twitterで「つみたてNISA解約」がトレンド入りしたこともあるんです
つみたてNISAは20年後に利益を確定させれば良い、非課税の長期投資
あと15年は寝かせて置けるのに、15年後には大成長しているかもしれないのに
目の前の損に耐えられず損失確定をしてしまう、そんな方が大勢いたようです
今回は、長期投資となるインデックス投資で
暴落を乗り切るためのマインドと行動をお伝えします
シナリオを持つ
◯ 20年後に値上がりするシナリオのインデックスを選ぶ
◯ ドルコスト平均法の長所「安い時はたくさん買える」
◯ 途中で売るときは[シナリオの変更]か[リスクの調整]のみ
投資の目的は・・・
最初に質問です
今、あなたが買っている投資信託を選んだ理由は、なんですか?
- 投資本に載っていた
- みんながオススメしてる
- よく売れてる
選ぶきっかけはいろいろかと思いますが
その投資信託を選んだ理由は
将来値上がりすると考えたから ですよね
投資の世界では
明日の株価を予想するのはほぼ不可能だが
中長期で株価が上昇するかを予想することはできます
短期間(1日、1ヶ月、1年など)の間の株価の上下は読めません
なんなら5年間でも読めません
暴落後、5年間ほど株価が回復しなかった国もあります
中長期(15年、20年など)でも、株価自体を予想することはできません
ですが、経済成長や物価上昇により、株価が上がっていくのは想像できます
これは iShares MSCI ACWI ETFのチャート
全世界型のインデックス MSCI ACWI に連動したインデックスファンドです
![](https://fpharmany.com/wp-content/uploads/2023/09/54b22465319e8c32a9b5034524481518-1024x326.png)
日々や3年程度では下がることも多くありますが
15年、20年となると上昇してるのがわかると思います
長期投資には、長期のシナリオを作ろう
シナリオ とは
将来を想定すること
投資の目的は、将来値上がりする銘柄を買うことです
今回の場合は、将来値上がりするインデックスのファンドを買うことになります
長期=15年後や20年後 に
・アメリカ経済が堅調だと考えれば→S&P500
・新興国が大きく成長すると考えるなら→MSCI ACWI
・日本経済が著しく伸びると考えるなら→TOPIX
他にも様々なインデックスがあります
インデックスの特性と、自身の将来予想
これに合致した銘柄のインデックスファンドを選ぶのが
インデックス投資の基本です
悩んだ時には、当初の シナリオと運用方法を思い出しましょう
【投資のシナリオについてはこちら】
貴方のシナリオは・・・?
暴落がきたら、シナリオを思い出しましょう
- この暴落は、長期で見ても回復する見込みが薄い
- 買ってる指数に問題が生じている
例えば、日経平均を買っている中、日本の世情が不安定になり経済が壊滅してしまったとします
そのような状況では、長期で見ても株価回復は望みづらいです
日経平均の計算も正しく行われなくなるかもしれません
このような状況なら、今後の積み立て先の変更や
持ってるファンドの売却を考えても良いかもしれません
- この暴落は短期的な要因
- 投資先の国家は復旧できそう
- 指数の運用会社は問題なく続く
このように考えているようでしたら、暴落時に行動を起こす必要はありません
今まで通り、買ったファンドは保持、つみたては継続です
世界経済では、10年に1度くらいのペースで大暴落が来ます
投資をやっている以上、暴落は避けられないイベントです
シナリオから外れていなければ
その、時々降ってくる暴落が今来た それだけのこと
成長途中に訪れる、ジャンプアップするための落ち込み
それが暴落です
つみたて投資をしている方は、つみたてを止めないようにしましょう
つみたて投資にとって、暴落時はまたとない「買い」のタイミングです
毎月の購入額などは変えずにそのままで
もちろん損切りや「売り」なんて論外です
買ってある分もそのままに、大事に置いておきましょう
必要なら資産配分の見直しを
暴落は、来ます
瞬間的には50%近い資産の目減りを体験するかもしれません
年間では40%
赤字状態は5年程度続くかもしれません
今から想像してみて、それに耐えられないと思った方
資産配分の変更を検討するのも良いかもしれません
長期投資はストレスのコントロールが非常に重要
資産がどのくらいまで目減りすることに耐えられるか
どのくらいから慌ててしまうか
ここがあなたの、投資の閾値になります
−500万円まで耐えられるなら
株式1000万円、残りを個人向け国債に
−1000万円まで耐えられるなら
株式2000万円、残りを個人向け国債に
10万円でも耐えられないという方は
投資はやらない方が賢明です
この項目、資産配分いわゆる
アセットアロケーションもしくは
ポートフォリオと呼ばれる話です
今回は株式と国債の二つだけでシンプルにしていますが
株式+債券+不動産 とか
株式+金+現金 とか
配分の組み合わせは自由です
値動きがあるもので組み合わせると、リスクが読みづらくなるので
リスクが大きい株式と
無リスク資産の個人向け国債
この二つで解説しています
私としては、この組み合わせが一番やりやすいです
色々組み合わせたい方はこちらのホームページがオススメです
【ファンドの海さん|長期投資予想/アセットアロケーション分析】
【個人向け国債の解説はこちら】
暴落来ても、冷静に!
暴落が来ても
慌てず
騒がず
怒らない!
投資を続けていれば、暴落はやってきます
きっかけがあれ、それは誰のせいでもありません
投資家を責めても何の意味もありませんし
きっかけの国を恨んだところで株価は回復しません
必ず起こることと考えて
事前に、暴落が来ても大丈夫なよう
資産配分とシナリオを整えておきましょう
インデックス投資の醍醐味の一つは
毎日の株価に左右されないこと
株価は急速に動きます
売るにせよ買うにせよ、とにかく落ち着いて考え行動しましょう
長期運用するにあたって暴落は必須です
それを踏まえたうえで現状は
シナリオ通りですか?
シナリオから外れていたら売り買い検討余地あります
シナリオの範囲内なら高みの見物です
ドルコスト平均法での購入なら日々の株価を見る必要すらありません
慌てずに 考えて 行動しましょう
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