こんなお悩みありませんか?
- 「株と債券(社債)の違いがイマイチわからない…」
- 「株式会社の仕組みって、実はよく理解できていない」
- 「株を買うと、結局何ができるの?」
ゼロから投資を始める時、最初にぶつかるのが『株ってなんなの?』ですよね。
まずは結論から
株は、企業がお金を集めるためのチケット です。
今回は、株の基本的な仕組みから、企業のお金の集め方、そして意外と知らない『会社の形』に関することまで、わかりやすく手短に解説します!
企業がお金を集める『3つの方法』
企業が事業を大きくしたり、新しいサービスを作ったりするには、たくさんのお金(資金)が必要です。
そして、企業を維持するためにもお金は必須!
実はお金がなくなってしまった企業は、利益が出て(黒字)いても倒産してしまいます。
その資金を集める手段は、大きく分けて3つあります。
- 銀行から借りる
- 『社債(債券)』を発行する
- 『株』を発行する
それぞれ何が違うのか、順番に見ていきましょう。
① 銀行から借りる
もっとも一般的な方法です。
- 特徴: 借りたお金に加え、借りている期間に応じた『利息』を払って返済します。
- 注意点: 借りる際には、保証となる『担保』が必要になることがほとんど。会社の信用や担保の価値が低いと、希望する金額を借りられないこともあります。
② 社債(しゃさい)を発行する
会社が『借用書(社債)』を発行して、個人や機関投資家から直接お金を集める方法です。
- 特徴: 決められた期日(償還日)まで定期的に『利息』を払い、期日になったら最初に約束した金額で買い取るのが一般的です。
- 注意点: 万が一、利息の支払いや買い取りができなくなると、『デフォルト(債務不履行)』という状態になり、会社の信用は失墜します。
③ 株を発行する
今回のメインテーマです!
会社が『株式』を発行し、投資家に買ってもらうことでお金を調達します。
- 企業のメリット: なんと【返済義務なし】【利息の支払いなし】
「えっ、返す必要も利息もないなんて、会社にとってメリットだらけで最高じゃない?」と思うかもしれません。
しかし、うまい話ばかりではありません。
株を発行した会社には、大きな『義務』が発生します。
それが、『株主の権利を守ること』です。
株を買うとどうなる?『株主』の3大権利
株を買った人のことを『株主』と呼びます。
株主になるということは、その会社のオーナーの一人になるということです。
例えば、あなたがトヨタ自動車の株を1株でも持っていれば、あなたはトヨタ自動車のオーナーの一人! オーナーである株主には、会社に対して強い権利が与えられます。
株主に与えられる主な権利
- 配当金を請求できる権利:会社の利益の一部を『お返し』として受け取れます。
- 経営に口を出せる権利(議決権):株主総会で意見を出したり、決議に参加したりできます。
- 役員人事に関与できる権利:社長などの役員を選ぶ(または解任する)投票ができます。
株主にとって重要なのは、『株の値段(株価)が上がること』や『配当金が増えること』です。
そのために合理的なアクションを起こす手段として、これら3つの権利が用意されています。
世間では『物言う株主』なんて揶揄されることもありますが、会社に対して意見を言ったり議決権を行使したりすることは、株主として当然の正当な権利なのです。
【補足】知っておきたい『会社の形』3選
最後に、『株式会社』とよく耳にする他の会社形態の違いをサクッと整理しておきましょう。
1. 株式会社
株式を発行して資金を集める、最もポピュラーな会社の形です。
【特徴】
取締役は1名以上(任期あり)。
企業の通信簿である『決算書』を公開する義務(公告義務)があります。
①上場企業
証券取引所で、誰でも自由に株を買えるようにしている企業。
東京証券取引所(東証)などで売買されます。
一般的に売買されるのは、上場企業の株式です。
②非上場企業
社長や親族など、特定の人だけが株を持ち合っている企業(世の中の中小企業の多くはこちら)。
一部の大企業も、経営上の理由で非上場にするケースが増えています。
2. 有限会社
- 特徴: 2005年の法律改正により、現在は新しく作ることができません。
- 仕組み: 株式の発行はできず、取締役は1人でOK(任期なし)。決算書の公告義務もありません。少人数の会社が多く、社長のワンマン経営を行いやすい環境が特徴です。
3. 持分会社(合同会社など)
- 特徴: 出資者(お金を出した人)がそのまま経営も行う会社で、現在も設立可能です。『共同出資・共同経営』をイメージするとわかりやすいかも。
出資者は出資額に応じた責任を伴います。 - 株式会社との違い: 株式会社は『株主(所有)』と『経営者』が別でも問題ありませんが、持分会社は所有者が経営にも関与します。
- メリット: 設立が比較的簡単でコストも抑えられるため、小規模なビジネスに向いています。決算報告の義務もありません。
まとめ:株は『応援チケット』であり『オーナーの証明』
- 株は企業にとって『返す必要のない資金調達手段』
- 株を買うと『会社のオーナーの一人』になれる
- 株主には配当金をもらう権利や経営に口を出す権利がある
株は単なるマネーゲームの道具ではなく、『応援したい企業に資金を渡し、成長の成果を一緒に分かち合うチケット』でもあります。
株を知ることは、投資を知る最初の一歩。
仕組みが見えてくると、毎日の経済ニュースも徐々に面白くなってきますよ!
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