NISAって どんな制度?
【NISAの正式名称】
「Nippon Individual Savings Account」
「日本個人貯蓄口座」の頭文字をとったものです
【コンセプト】
『投資を通じて資産形成を促す』
『非課税枠を作ることで、投資を行う人を増やす』
【背景】
今の日本は少子高齢化が続いています
この日本社会において、私達に影響する問題は4つ
1 手にいれる年金額が減る
2 社会保障費が増える
3 生涯賃金が減る(主に不景気による)
4 寿命が伸びる
これまで老後資金は「年金+貯金+退職金」で足りてきました
40歳以降世代には「年金+貯金+退職金」だけでは足りないと考えられています
貯金額は少なく、金利も小さいため増えません
年金受給額も減っていきます
このような事情を踏まえ、今の政府は<貯金から投資へ>を勧めています
投資を使うことで、自身の老後資金は自身で作ってもらうというスタンスです
その<貯蓄→投資>を促す政策として、非課税による投資【NISA】があるというわけです
【投資の税金】
株式投資や投資信託での利益や配当金には税金がかかります
税率は一律「20.315%」
10万円の利益が出たら、20315円が税金です
投資にかかる税金は金融所得課税と呼ばれます
(貯金に付く利息にも金融所得課税は掛かってます)
【NISA】
金融所得課税が、特定の条件で0になる制度
投資の非課税枠です
2023年までの制度では非課税金額と非課税期間が定められていました
2024年からは非課税金額は大幅増、非課税期間は無期限となる予定です
【NISA制度の注意点】
1 年間非課税枠は1年ごとにリセット(1月1日〜12月31日)
2 一般NISAとつみたてNISAは、同じ年度内ではどちらか片方のみ利用可能
3 一般NISAで口座開設しても、年内で使ってなければつみたてNISAに変更可能(逆もOK)
4 課税口座との損益通算不可
5 既に保有してる投資商品はNISA口座に移せない
6 NISA口座の金融機関は引越し可能(購入してない年限定)
7 NISA口座で購入した商品は引越し不可
NISA制度全体での注意
- 一般NISAとつみたてNISAはどちらか選んで利用になります
- 利用枠は1年ごとにリセット(1月1日~12月31日)
- 一般NISAを開設後につみたてNISAへの変更もできます
- NISAを利用していない年から [一般 ⇔ つみたて] への変更が可能です
(例えば、1月1日にNISA口座を開設し6月1日につみたてNISAへ変更したくなった場合、1月1日~6月1日までの間にNISA使っていなければ6月よりつみたてNISAへ変更できます) - 課税口座(特定・一般)との損益通算はできません
- すでに保有してる株・投資信託をNISA口座に移すことはできません
- 金融機関の変更はできます(NISAで購入していない年限定)
変更後も購入済の商品は前の金融機関に残ります
購入済のNISA口座は移せません
2023年までのNISA制度
2023年現在のNISA制度は上記の3種類
一般NISAとつみたてNISAは同じ年度ではどちらか片方のみ利用可能
ジュニアNISAは17歳までの子供のための制度です(投資は親が行いますが)
一般NISA
つみたてNISA
ジュニアNISA
17歳までの子供用一般NISAです
2023年末で廃止を受けて、非課税期間が伸びました
2024年からNISA制度は一新
2022年12月 「令和5年税制改正大綱」が発行されました
この中に【NISA制度の抜本的拡充・恒久化】という項目が盛り込まれてます
- NISAの年間枠を広げる
[年間360万円まで] - NISAの合計枠を広げる
[合計1800万円まで] - NISAの非課税期間を広げる
[恒久化]
詳細の変更はあるかもしれませんが、大枠はこの通りになると思われます
そうすると気になるのは、現行制度がどうなるのか?です
1 現状の制度はどうなるのか?
<現状(2023年まで)の制度は廃止、新しいNISA制度は新設>になるようです
例えば、2023年につみたてNISAへ40万円投資しても、2024年からの制度は合計1800万円まで利用できます
2 現在のNISA制度を使った投資はどうなってしまうのか?
<既に投資した分は当初制度通りに運用可能>となりそうです
例えば、2023年につみたてNISAへ投資したら、2043年まで非課税運用できます
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2023/05taikou_gaiyou.pdf
いつからNISA始めるのがお得?
来年からNISA制度は新しくなりますが
今年から、今から始めた方がお得です
その理由は大きく二つ
・非課税枠を多く使える(2023年分の40万円)
・投資経験を積める
詳細はこちら
【NISAは来年まで待ったほうがいい?早く始めるメリットとデメリット解説】
NISAのおすすめ活用法
投資信託+定期定額積立(ドルコスト平均法)
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