こんにちは!『末末工房(すえすえこうぼう)』のふみです。
私のスキルは、『タロット占い師』『FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士』、そして本業である『薬剤師』です。
薬剤師としてはこれまで、ドラッグストアや調剤薬局で20年弱にわたり働いてきました。
これまでは西洋薬(一般的な処方薬)を中心に勉強し、ドラッグストアと薬局で働いてきましたが、今年(2026年)からは一念発起!大きく方向性をシフトして、本格的に『漢方薬』の勉強を進めています。
皆さんは、薬局や病院で薬をもらうとき、西洋薬(錠剤や粉薬)だけでなく『漢方薬』を処方されたことはありますか?
薬局の店頭で漢方薬をお渡しする際、患者さんからこんな質問を本当によく受けてきました。
「自分に合った漢方薬って、一体何なんだろう?」
「この漢方は、私のどんな症状に効くの?」
今の私の目標は、こうした疑問にプロとして正しく応えられる薬剤師になること。
そして、病気になる前の段階で体をケアする『未病(みびょう)』をお手伝いできる薬剤師になることです。
『末末工房』の最終目標は、皆さんが『健康で健全な未来を作るお手伝い』をすること。
西洋薬ではアプローチが難しい『病気になる前の体』に働きかけられるのが、漢方薬の素晴らしいところです。
薬剤師が漢方の専門性を高めるための最初の門が『漢方薬・生薬認定薬剤師』です。
2026年現在、私はこの資格の取得を目指して、毎月の研修会に奮って参加しています!(実際の資格取得は来年以降になる予定です、がんばります!)
今回は、この資格が一体どんなものなのか、そしてどんなカリキュラムなのか、そのリアルをお届けします。
薬剤師の仲間はもちろん、「漢方や未病ケアに興味がある!」という一般の方も、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
そもそも『漢方薬・生薬認定薬剤師』ってどんな資格?
一言でいうと、『漢方の正しい知識を持ち、患者さんに安全で効果的なアドバイスができる、一歩踏み込んだエキスパート』に与えられる資格です。
(日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が共同で認定)
【漢方薬・生薬認定薬剤師制度とは】
漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師であることを認定する制度です。
【漢方薬・生薬認定薬剤師とは】
専門業務分野においてあるレベル以上の能力と適性を持っていることを試問等により確認し、その能力を証明された薬剤師を指します。
引用:日本薬剤師研修センター
現在の薬学部では漢方薬の分野も必修で学んでいますが、現場でブラッシュアップされる機会は非常に少なく、多くの薬剤師が独学で知識を補っているのが現状です。
この資格を手にいれるためには、『漢方薬、生薬に関する一層深い知識を持ち』『漢方薬の使い分け(証)を修め、薬草を取り巻く環境や情報について知る』ことが求められています。
知ってびっくり!そのレア度(認定者数と割合)
全国には約32万人以上の薬剤師がいますが、この『漢方薬・生薬認定薬剤師』の有効認定者数は、実は約3,200人ほど。
全体のわずか『1%』しかいない、非常に希少で価値の高い資格なんです
だからこそ、取得できれば患者さんや他の医療従事者からも「漢方のことならこの人に聞こう!」と、一目置かれる存在になれます。
どうすればなれる?取得のための条件
この1%の仲間入りを果たすためには、いくつかのハードル(条件)をクリアしなければなりません。
| 取得に必要なステップ | 内容 |
| ① 薬剤師免許 | 国家試験をパスしていることが大前提 |
| ② 研修会の受講 | 全9回の講義に7回以上出席すること |
| ③ 薬用植物園実習 | 実際に植物に触れる実習に参加し、レポートを提出すること |
| ④ 認定試問(試験) | 最後に待ち受ける筆記試験に合格すること |
研修の受講だけでなく、薬草園実習とレポート提出、試験を合格することで初めて認定が取得できます。
認定のための『研修と実習』
研修会(座学)の内容
全9回の講義では、基礎から応用までみっちり学びます。
オンラインで受けるコースと、実地で講義を聞けるコースがあります。
私は実地で受けています。
4月より毎月1回開催、12月まで続きます。
- 漢方薬の基本
中医学と日本漢方の違い、漢方薬のユニークな特徴など - 各疾患へのアプローチ
感染症、婦人科疾患、胃腸障害など、個々の『証(体質)』に基づいた漢方薬の使い分け - 生薬について
各生薬(原料)の効能、見分けるための特徴、品質管理について
2026年は下記のプログラムです。

薬用植物園実習
座学だけでなく、大学の薬草園へ足を運ぶ実習もあります。
これが個人的に非常に楽しい時間でした!
私は日本薬科大学の薬用植物園にお邪魔したのですが、午前中(9:30〜12:00)の比較的短い時間での実習となりました。
薬草園で大切に育てられている薬草や樹木をじっくり観察し、目で見て写真を撮り、許可されたものは実際に触ってみます。
さらに、生薬の原形や、刻んだもの、粉末状のものを直に触って匂いを嗅ぐなど、『五感をフル活用』する実習です。
ただ、楽しんだ後には大きな課題が……(笑)。 実習後1ヶ月以内にレポート提出が必要なのですが、その内容がこちら。
- ピックアップした5種類の薬草の特徴
- 1種類の生薬の特徴
- 1,600字程度の感想文
日本薬科大学は『手書きレポート推奨』だったため、久しぶりにペンを握りしめての長文作成は、なかなかに体に堪えました。
ちなみに、各大学の薬草園ごとに規模や実習時間、内容も異なるそうなので、それぞれの特徴を調べるのも面白いですよ。
気になる!研修の『1日の流れ』ってどんな感じ?
実地研修のリアルな1日のタイムスケジュールをご紹介します。
講義内容によって毎回時間は前後しますが、9:30開始〜16:00〜17:30終了が基本です。
お昼休みありですが、休憩時間はいずれも短めでタイトスケジュール。
大学を思い出す、1日みっちり受講となります。
- [〜9:30]受付
PECS(薬剤師研修・認定電子システム)を利用して、コードを読み取って受付を済ませ、受講票を提出します。
100人くらい入れる大部屋で、席は自由です。 - [9:30〜12:00]午前講義
午前中にみっちり講義を2つ受けます。
講義間の休み時間は10分程度と、割とタイトです。 - [40分〜60分]昼休憩
お昼時間はさほど長くありません。お昼持参が基本です。
コンビニでサッと買ってきて、席で食べる方が多いですね。 - [13:00〜17:30]午後講義
午後は講義を3つ受けます(お昼の終了時間に合わせて開始は多少ズレます)。
こちらも休憩は10分刻み。大学時代を思い出すような、1日集中カリキュラムです。 - [17:30〜]退出
帰るときもPECSでピッと退室登録をして帰宅します。
研修会場がオフィス街にあるため、日曜の夕方は閉まっているお店が多く、帰りにちょっとお茶でも……と思ってもお店が見つからないのが少し残念なところ(笑)。
これからの学びに
これまで20年弱、西洋薬の提供や勉強をメインにしてきた私にとって、東洋医学・漢方薬の勉強は「まるで新しい外国語を学んでいるような感覚」です。
どの講義も初めて知ることばかりで、1日が終わる頃には脳みそがアチアチにオーバーヒートしてしまいます。
でも、この『漢方薬・生薬認定薬剤師』の研修は、私のように「これから漢方を本格的に学びたい!」という初心者からでも一歩ずつステップアップしていける丁寧な内容になっています。
この資格の取得は、漢方の山を登るための入り口なのだと感じています。
まずはしっかりとこの資格を勝ち取り、今後は実際の現場(実地)でもさらに深く学びを深めていきたいです。
全国の素敵な薬草園を巡る旅もしてみたいですね!
その様子や、これからの学びのプロセスはまた別の記事でご紹介していく予定です。
良ければぜひ、また覗きにきてくださいね。ふみの挑戦を応援していただけると励みになります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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