高配当株投資って？
上場企業
例えば東京証券取引所（東証）に上場している企業は
株式を発行しています
発行されてる株式は、私たちが自由に売買することができ
株を持っている人を株主と呼びます
上場企業が頑張って利益を出した際
その利益の一部を、株主に還元（配る）ことがあります
それが配当金です
株主還元にはこんな種類が
- お金で還元する『配当金』
- 自社サービスなどで還元する『株主優待』
- 株価上昇で還元する『自社株買い』
その配当金が多い企業の株を中心に買って
配当金をゲットするのが目的な投資のことを
高配当投資 と呼びます
高配当投資は
配当金を多く配る企業の株を
複数社買って
配当金を受け取り続ける
投資の方法です
企業が配当金を配る際の原資となるのは
その年の利益です
安定的に利益が出る企業は、安定して配当を配りやすく
不安定な企業は、配当が無い年が出てきます
利益が出るか否かは企業次第です
高配当投資で狙っていく企業は
- 現状の業績が良い企業
- 将来の業績が良さそうな企業
- 配当をしっかり配る企業（配らない企業も多い）
- 倒産の恐れが低い企業
こんな感じ
高配当投資に向いた、優良な企業の株を
複数社見つけて持ち続けるのが基本です
1社だけだと、管理するのは簡単ですが
倒産したり不祥事したり、業績が傾いた際
大きく損を出してしまいます
複数社、10社や20社と買うことで
1社が潰れても他でカバーが効き、損失が限定的となります
複数の高配当株の組み合わせを、ポートフォリオとよんだりします
高配当投資において、ポートフォリオを組むことが非常に重要です
【高配当株投資の解説はこちら】
インデックス投資って？
株や債券などのうち
ある条件で集めたモノを指数化したのがインデックス
そのインデックスと同じ値動きをめざして運用する投資信託が
インデックスファンド です
有名なインデックスでは
日本の有名企業225社の株価平均『日経平均株価』
アメリカの有名企業500社の株価平均『S&P500』
該当するインデックスファンドは
ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 国内株式（日経平均）
ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 米国株式（Ｓ＆Ｐ５００）
など
インデックスは無数に、さまざまな種類がありますし
該当するインデックスファンドも、インデックス一つについて複数あります
日経平均株価やS&P500のインデックスファンドは非常に種類が多いです
そしてこれらインデックスファンドを購入することを
インデックス投資
と呼びます
一般的にインデックス投資は、定期的に定額購入する
（毎月1万円の投資信託を購入する）などの
つみたて投資で行われます
最近の証券会社では、つみたて投資は自動設定することができるため
始める際に設定、その後は放置して投資を続ける、ほったらかし投資ができます
優良な投資信託を選ぶことができれば、失敗にしにくい投資方法です
ちなみに、インデックス投資の反対はアクティブ投資
アクティブ投資は、投資商品を積極的に売買して利益を出す方法です
短期間ではインデックス投資の倍以上儲かることもある反面
多くのアクティブファンドはインデックスファンドより利益が小さいという欠点も
長期投資下では
8割以上のアクティブファンドは、インデックスファンドより成績が悪いと言われています
【インデックス、インデックスファンドの解説はこちら】
高配当投資の＜長所・短所＞ と ＜向き・不向き＞
＜長所・短所＞
【長所】
- 取り崩さなくても収入がある
年に1〜2回、配当金が手に入るため
株を売らなくてもお金が入ってくる - 生活費の足しになる
- 日々の株価を気にしなくて良い
株の日々の値上がり、値下がりは気にしなくて良い - 投資実感がある
企業を調べて買うので、楽しんで投資できる
【短所】
- 時間と手間がかかる
勉強が必須 継続的な勉強も必須
企業の下調べなどに時間と手間がかかる - 買い増しのタイミングを探る
株は安い時に買い増すので、タイミング探しが必要 - 失敗リスクあり
配当が無くなったり、企業倒産や上場廃止のリスクあり - 配当は使わないと損
税制上、配当金を投資に回すのは少し損
投資や貯蓄に回すと勿体無い - 資金が必要
最低でも100万円以上
月3万円欲しいなら1千万円以上は欲しい
＜向き・不向き＞
【向いてる人】
- 投資を楽しめる
- 投資の勉強が苦じゃ無い
- 生活費を増やしたいと考えてる
- 資金がある程度ある
【向いていない人】
- 投資にかける時間がない
- 投資の勉強がつまらない
- ある程度贅沢しても、収支はプラス
- 資金がない
インデックス投資の＜長所・短所＞ と ＜向き・不向き＞
＜長所・短所＞
【長所】
- 短時間の勉強で始められる
つみたて投資の本一冊読めば始められる - 継続的な勉強しなくても良い
しなくても続けるのに支障が出ない - 手間がかからない
最初に証券会社で設定したら自動運転 - 少ない資金から始められる
月100円や1000円から始められる - つみたて出来る
毎月定額のつみたて投資が出来る
毎月余ったお金分の投資も可能 - 良い手法が見つかってる
つみたて投資するなら
優良なインデックスファンドを
定期的に定額投資する『ドルコスト平均法』
【短所】
- つまらない
基本は自動運転でのつみたて投資なので、投資実感が無い - 爆発力がない
長期では増えやすいが、短期的には大きく増えることが少ない - 取り崩しに難あり
増えた資産を取り崩すタイミングが難しい
放置すれば増えていく、取り崩すと増えるスピード遅くなるため
取り崩ししたく無くなる現象がある
（資産が減るのは結構なストレス感じる）
＜向き・不向き＞
【向いてる人】
- 投資初心者
- 投資が苦手
- 毎日が忙しい
- 手持ち資金が少ない
- 毎月の収支がプラス
- 老後資金を作りたい
- 生活防衛資金がすでに貯まってる
【向いていない人】
- 投資自体も楽しみたい
- 毎月の生活費を増やしたい
- 仕事を辞めて配当で生きていきたい
【優良な投資信託の選び方はこちら】
初心者は『インデックス投資』を！
インデックス投資は、投資初心者にはぴったりの投資手法
高配当株投資って、資金は必要だし知識と経験が必要だし
始めてからも手間かかって面倒なことが多い！
初心者が始めるにはハードルが高い投資手法です
インデックス投資なら、最初の資金は1000円からでも良いし
手間や勉強時間は多くかかりません
さらに、多くの人の目標「老後資金」を作るのに向いています
「ある年齢になるまでに、この金額以上の資産にしたい」
という要望には、インデックス投資が向いています
【老後資金作りに向いた投資の話はこちら】
手間がかからず
未経験からでも始めやすく
成績優秀なインデックス投資ですが
大きな短所と言われるのが『取り崩し』の難しさ
インデックス投資は
増えた資産をいざ取り崩すのが、難しいと言われています
「取り崩せない老後資金に意味はないんじゃないか？」
そんなことはない！
取り崩しが難しいのは気持ちの問題だけ
実際に売却するのは簡単です
（ネットでポチッとするだけ）
それに、積み上がった資産自体にも
実は大きな価値、意味があるんです
使わないお金にも意味がある
「お金は使うために貯めたり増やすもの」
「お金は使わないと意味がない」
こういった話、一度は言われたことありますよね
お金は世界のまわりもの
お墓まではお金は持っていけないんだから
財産持って亡くなった人は勿体無い
はたして、そうなんでしょうか
私は
使わないお金にも意味があると思っています
確かにお金は使われて価値を出します
一万円札を見ていても楽しくない（一部の方は楽しいかも）けれど
一万円でゲームやおもちゃを買えば、それで遊べて楽しいですね
食事したり、レジャーに使ったり、生活を快適にしたり
使うことで得られるモノは確かにあります
では、使わないお金の価値はなんなのか
使わないお金、貯金や資産の価値は
- 不安を減らす
- 選択肢を広げる
- 自由な生活を助ける
ここにあると思っています
Die with zero という本が人気です
資産をゼロにして死んでいこうといった話です
書籍の趣旨とはズレますが
私は、資産ゼロにして（ゼロに向かって）死ぬことが正しい事とは思いません
お金は、自身の価値観で使えることの方が最も大事だと思います
残さず使うことより、満足して使うことのほうがよっぽど大事だと思うんです
そして、満足は現在だけじゃ無くて、将来にもつながります
いつ死ぬかわからない人生で
お金が足りないと不安に思い続ける人生と
何かあってもなんとかなるという不安の少ない人生なら
不安が少ない方が良いですよね
資産がある、資産が増えているという環境は
将来の不安を少し解消してくれます（少し ですが）
インデックス投資で資産が増えていく
増えた資産を取り崩すのは難しい
良いんじゃないでしょうか
取り崩す必要がない状況が続いているのは良いことだと思います
資産が増えていくのも、将来の不安解消に役立ってくれています
突然の病気に使えるお金があるということでもあるし
家の修理、車の買い替えのお金があるということでもあるし
家族のトラブルの備えにもなっています
必要な時に使えるお金があることは
将来の不安を軽くします
貧すれば鈍すると言いますが
豊かだと余裕や自由が生まれます
インデックス投資は取り崩しが難しい
使わない資産がどんどん増えていく
でも、それは将来の不安を軽くして
ストレス少なく老後を送るための便利な道具の一つです
そんなわけで、私は
老後資金作りはインデックス投資
をオススメするんです
【いちばんカンタン つみたて投資の教科書】著：森永康平
iDeCoやNISAなど、投資信託で積み立て投資をこれから始めたいという方向け
タイトル通り、前半は投資について簡単に説明してくれます
後半は、投資開始してから疑問に思うことの解決をしてくれる内容となってます
【本当の自由を手に入れるお金の大学】著：両学長
１００万部突破のベストセラー
投資に限らず、お金に関する大切なことがぎっしり
対象年齢は高校生から 絵や図解も多く、楽しくわかりやすく読むことができます
【小学生から知っておきたい 使い方 貯め方 増やし方 守り方 マンガでわかる お金の本】著：森永康平
子供向け金融教育の会社を運営する森永さんの、子供向けお金の本
お金を通して、経済を学ぶこともできる一冊です
子供だけでなく、大人にもぜひ読んでもらいたい
＜サービスにお金を払う＞ことの大事さを教えてくれます
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