【手取り20万円子育て家族の貯金の教科書】まとめ
当書籍の主題は
『限られたお金をどうやって使うか』
『将来の支出を可視化して、不安解消と貯金の目標を作る』
【手取り20万円子育て家族の貯金の教科書】
5章構成
【第一章】大学入試までに300万円貯める方法
【第二章】学資保険はいらない
【第三章】「ここぞ」で使う貯金と保険
【第四章】教育費をムダにしない秘訣
【第五章】お金に強いこどもの育て方
「手取り20万円子育て家族の貯金の教科書」はこんな本
著者「横山光昭」さん
株式会社マイエフピー代表取締役
書籍多数出版
銀行の講演・セミナーも多数受けていらっしゃいます
他の著書に
【まんがでわかる 年収200万円からの貯金生活宣言】
【はじめての人のための3000円投資生活】
こんな方向け
対象は新卒社会人〜50歳まで
家計簿をつけていない方
家計管理をしていない方
教育費が不安な方
老後が不安な方
保険になんとなく加入している方
こんな方におすすめな本です
対話形式で問題解決していくので
非常に読みやすいです
2時間程度で読み終えられます
一度通して読んだあと
必要な箇所を再度見直すのがおすすめです
テーマ
『限られたお金をどうやって使うか』
収入を増やさずとも、支出を上手に管理すれば貯金することができます
『将来の支出を可視化して、不安解消と貯金の目標を作る』
教育費が1000万円以上かかるとしても、一括で払うわけではありません
どのタイミングで、いくら支払うかがわかると、貯金の目標になります
5部構成
【第一章】大学入試までに300万円貯める方法
教育費は、合計すると800万円程の金額になりますが
全額を一気に払うわけではありません
定期的に支払うのをランニングコスト
突発的にかかるコストをイニシャルコスト
と呼んでいます
第一章ではイニシャルコストの対策についてです
【第二章】学資保険はいらない
子供の教育資金を作るのに使われる学資保険
今の時代、学資保険はメリットの少ない保険となっています
学資保険を勧めない理由
保険と貯蓄は切り分けて利用すること
奨学金利用の注意事項について書かれています
【第三章】「ここぞ」で使う貯金と保険
「貯金」は二つの袋『使うための貯金』『使わない貯金』に分けましょう
各袋の使い分けについて書かれています
「保険」は年金を加味して考えます
保険金は、遺族年金・障害年金で足りない分を
『掛け捨て』の保険でカバーしましょう
おすすめな保険の種類についても言及しています
【第四章】教育費をムダにしない秘訣
意外と大きな出費になる「習い事」
限られた予算の中で、どのように習い事を選んでいくか
その方法の解説です
マイホーム購入についてもアドバイスがあります
【第五章】お金に強いこどもの育て方
高校生での金融教育がスタートしましたが
横山さんのご家庭では6歳から、お金の話をされているそうです
お金に関する教育は、早すぎることはありません
子供でも楽しんで、積極的になれるお金の教育方法が書かれています
子育て系データのまとめ
書籍のデータは少し古いモノでした
令和3年の教育費のデータと見比べてみると
- 公立小〜高校の学費は変わらない
- 塾の費用は5%増
- 私立小〜大学の学費は5〜10%増くらい
教育費は、他の物価が上がらない中ずっと上昇しています
児童手当は
子供2人目までは0歳〜15歳で合計【198万円】です
2024年から、子供3人目以降の児童手当が増額するという話も出ています
今後の児童手当情報は要チェックですね
ココ!読んでほしい
第一章の
「親のお小遣いをカットしてはいけない」
これは目から鱗でした
「限られたお金をどうやって使うか」
に関係した、というかそのまんまな話です
第三章の
「保険は「入る」ものでなく《買う》もの」
「遺族年金がいくらもらえるか、知っていますか?」
この書籍の中で絶対に読んでもらいたい項目です
保険についての考え方がぎゅっと詰まっています
私とちょっと意見が違うところ
横山さんのご説明は非常に明朗で、納得のいくものではあるのですが
保険についてのお考えが一部私と少し違っていました
【医療保険について】
横山さんは、医療保険は必要とお話しされています
治療に関しては高額療養費制度があるから問題ないが
それ以外にもお金が多額かかるので、そのための保険は必要とのことです
ここからは私の意見ですが
医療保険は、貯金作るのが難しい人向け と考えます
毎月ある程度貯金ができ、生活防衛資金を貯めることができる方は
貯金で対応しましょう
差額ベッド代で140万円かかった話が載っていましたが
医療保険も差額ベッド代を全額保証するものではありません
入院1日あたり○○円 上限◯◯日
というものが多いです
1日5000円 60日上限だと、最大30万円の支給です
一部の足しにはなりますが、保障が必要なほどの金額ではないですよね
保険はタダではありません
加入するほど、貯金に回せるお金が減ってしまいます
保険は
将来の万が一のために
今、損をする
そういった制度です
公的保険で補填して、足りない分は民間保険で補填する
これを基本とするのが良いと思います
とはいっても、医療保険についての解説も納得のできる、大変わかりやすい説明でした
良著ですので、ぜひ皆さんもお手に取ってみてください
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