【投資初心者向け】世界の市場を知る!初心者向け『インデックス』徹底解説

インデックスってなに?

インデックス(Index)とは、日本語で言うと『指数』のこと
特定の市場やグループ全体の動きを示す指標です

私たちが最も耳にするインデックスといえば、『日経平均株価』です
日本の代表的企業225社の株価平均指数です

これ以外にも様々なインデックスが存在します
日本だけでなく海外にも、インデックスをまとめたインデックスなんてものもあります

インデックスの役割

インデックスは主に以下の目的で使われます

  1. 市場の状況を把握する:インデックスを見ることで、その市場全体が好調なのか、低迷しているのかを一目で判断できます
  2. 投資のベンチマーク(比較対象)にする:プロのファンドマネージャーが自分の運用成績が良いかを判断する際の基準として使われます
  3. 【重要!】実際の投資:インデックスと同じ値動きを目指す投資信託『インデックスファンド』に活用されます

インデックスファンドってなんだろう?

インデックスファンドとは、特定のインデックスと同じ値動きをすることを目指して運用される投資信託です

例えば、『日経平均株価』のインデックスファンドの場合
日経平均株価が1%値上がりしたら、そのインデックスファンドも1%値上がりするよう運用されます

対してアクティブファンドと言う投資信託もあります
アクティブファンドは利益の最大化を目指し、インデックスよりも大きな利益が得られるよう運用されます

  • インデックスファンドの特徴
    • 特定のインデックス(例:S&P 500)を構成する銘柄に、そのインデックスと同じ比率で幅広く投資します
    • 特別な調査や売買判断を必要としないため、運用コスト(信託報酬)が安い傾向にあります
    • 市場平均のリターンを目指すため、初心者でも始めやすい投資手法として人気があります
    • 長期投資、つみたて投資、ほったらかし投資に向いた投資信託です

各国の主要な株式インデックス

アメリカの株式インデックス

インデックス名概要代表的なファンド名(例)
S&P 500米国の上場企業の中から主要な500社を選んで算出される指数eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
SBI・V・S&P500
ダウ平均株価30社の主要企業の株価を基に算出される指数
歴史が古いインデックス
NASDAQ総合指数ニューヨークのNASDAQ市場に上場する全銘柄を対象とした指数
ハイテク産業が多い
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

日本の株式インデックス

インデックス名概要代表的なファンド名(例)
日経平均株価東京証券取引所プライム市場から選ばれた225銘柄の株価を基に算出
計算方法が特殊
ニッセイ日経225インデックスファンド
TOPIX(東証株価指数)東京証券取引所のプライム市場に上場する全ての銘柄の時価総額を基に算出eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

インド・中国の株式インデックス(新興国)

インデックス名概要代表的なファンド名(例)
インドNifty 50ムンバイ証券取引所に上場する主要50社で構成される指数iTrustインド株式
中国上海総合指数上海証券取引所に上場するA株・B株全てを含む総合指数(個別ファンドより新興国全体ファンドに組み込まれることが多い)

広域の株式インデックス

全世界株式のインデックス

日本を含む先進国新興国の株式市場全体をカバーするインデックスです

  • MSCI All Country World Index (ACWI)
    • 組み込み国家数: 先進国23カ国、新興国24カ国の計47カ国(※2023年時点)
    • 比率: 世界の株式市場の大型株・中型株の約85%をカバーします
      ※比率の約6割はアメリカ株が占めています
    • 代表的なファンド名(例): eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

先進国の株式インデックス

日本を除く欧米などの成熟した経済を持つ国々を対象としたインデックスです。

  • MSCI Kokusai Index(MSCIコクサイ・インデックス)
    • 組み込み国家数: 約22カ国(日本を除く)
    • 比率: 世界の株式市場(全体)のうち、先進国(日本を除く)の約7割をカバーする指数です
    • 代表的なファンド名(例): eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

新興国の株式インデックス

ブラジル、中国、インドなど、急速な経済成長が見込まれる国々を対象としたインデックスです

  • MSCI Emerging Markets Index(MSCIエマージング・マーケット・インデックス)
    • 組み込み国家数: 約24カ国
    • 比率: 世界の株式市場(全体)のうち、新興国市場の約85%をカバーします
    • 代表的なファンド名(例): eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

その他のインデックス(債券・不動産・コモディティ)

債券のインデックス

債券の価格の動きを示すインデックスです
一般的に、株式に比べて価格変動が小さく、資産のリスクを下げる目的で組み込みます

  • FTSE World Government Bond Index (WGBI)
    • 世界の主要国の国債の動向を示す代表的な指数
    • 代表的なファンド名(例): eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
  • Barclays Global Aggregate Index
    • 世界の投資適格債券を広くカバーする指数です

その他のインデックス

種類インデックス例概要代表的なファンド名(例)
不動産東証REIT指数国内の上場REIT(不動産投資信託)の価格の動きを示す指数iFree REITインデックス
コモディティ金指数など金、原油といった商品(コモディティ)の価格の動きを示す指数SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド
バランス型複合インデックス株式や債券など、複数の資産を組み合わせて作られる指数
これ一つで分散投資の効果が得られる
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

まとめ:インデックスは経済の羅針盤

インデックスは経済状況を知る上で欠かせない羅針盤です

インデックスファンドに投資をすれば、個別の企業研究をしなくても、低コストで世界経済の成長の恩恵を広く受けられます

世界経済は成長し続けています

引用 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/17.pdf

どの国が成長するか、将来どの程度成長しているかはわかりませんが、世界全体でみると成長していきます

国の成長と共に株価も伸びていきます

伸びる国に目星をつけ、各国のインデックスファンドを買うのもよし
世界経済全体を見て、全世界のインデックスファンドを買うのもよし

リスクを避けて債券やバランスファンドにするのもよし

ファンドの運用は専門家にお任せして、どのファンドを選ぶかは”自分で考えて”行いましょう

(みんな未来のことがわからないので、全世界型が人気です)

家計の処方箋はアフィリエイトで報酬を得ています

にほんブログ村 投資ブログ 資産形成へ
にほんブログ村

にほんブログ村のランキングに参加してます
クリックでのご協力、応援よろしくお願いします

コメント

タイトルとURLをコピーしました