「新型コロナウイルス感染症対応 日本薬剤師会 店舗休業補償制度」どんな保険?使ったほうがいい?を解説
「店舗休業補償制度」ってどんな保険?
- 新型コロナウイルス感染に特化した保険
- 感染もしくは濃厚接触でも該当
- 2日以上の休業へ補償
- 薬局の消毒が必須
- 薬局への補償(個人の給与は補償しない)
対象
加入対象は
- 日本薬剤師会会員
- 開設者、法人代表者、管理薬剤師のいずれか
補償内容
- 休業による利益
- 収益減少防止費用
- 感染症対策費用(消毒費用、PCR検査費用等)
保険料
【6月13日までの申込】
・プランA:15000円
・プランB:39000円
保険金額
【プランA 】
・30万円(保険期間中30万円まで)
【プランB】
・2日〜4日以内:30万円(保険期間中100万円まで)
・5日〜6日以内:70万円(保険期間中100万円まで)
・7日以上:100万円(保険期間中100万円まで)
年間収益7500万円以下の薬局は1事故毎の保険金が少なくなるかも
(休業による収益補填のため)
補償期間と更新について
1年間の有期保険
自動更新なし
おすすめ出来ない理由
休業できない薬局が多い
門前薬局の場合は特にですが、近隣の医院が開いていて閉局するのは難しいと思われます
数日でも休むことは、今後の関係性の悪化や顧客の喪失につながります
その結果、長期で利益が減ってしまうかもしれません
中小の薬局では伝手や派遣などを活用して、閉局は回避するケースがほとんどでしょう
当保険は2日以上の閉局で補償されます
休めない薬局にとってはほとんど価値がありません
確率中 損失中
新規のコロナ感染症患者は、現在も1日1万人以上出ています
累計では3000万人を超えました
コロナ感染症が表立ってはや3年、今や珍しい疾患ではありません
=確率中〜大
一人薬剤師の薬局で感染した場合、代わりがいなければ休む他ありません
感染した場合は10日程度
濃厚接触者なら5日程度の休職が推奨されています
すると閉局期間は2〜8日程度
8日休むと粗利で100万円近くの機会損失となるでしょう(単価3千円、40枚想定)
その損失額なら、薬局経営への影響は小さいです
=損失中
起こる確率が大きい保険は割高になりがちです
状況によっては解散してしまうこともあります
保険に加入すべき事案は
【起こる確率は低いが、起きたら致命的な金銭問題を起こす事】
利用する保険は厳選しましょう
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加してます
クリックでのご協力、応援よろしくお願いします
コメント