【国債】銀行より安全で高金利なことも!安全資産「日本国債」の特徴と使い方

国債
日本国債の特徴
  • 安全資産のひとつ
  • 満期で元本が還ってくる
  • 年に2回利息もらえる
  • 1年保有義務あるが満額で中途換金可能な「個人向け国債
  • いつでも売却できるが市場価格「利付国債(新窓販国債)」
  • 金利固定の「固定◯年」、半年ごとに金利が変わる「変動10年

日本国債のキホン

日本国債は
日本国が元本返還と利払いを保証する債券です

債券とは、国や企業が広くから募集する借金です
満期まで保持すれば購入価格、もしくは購入価格より高い金額で換金(償還と呼ぶ)されます
多くの債券は、購入から償還までの期間に利息を受け取れます

例えば日本国債

日本国債 チャート

信用とリスク

日本国債は、元本返還と利払いが遅れる(デフォルトと言います)可能性は極めて低い
リスクの小さい安全性の高い資産です

–例えばこんな時、こんなことがあったら
元本が返還されない・利払がされないかもしれません
・日本が物理的に無くなる
・日本の財政が破綻する
・革命が起きて日本が無くなる
・日本が戦争する

安全資産といえば銀行預金ですよね
日本国債を銀行預金と比べてみましょう

《 銀行預金と比べて優れてるところは 》
倒産のリスクがない
○ 利息が高い

《 銀行預金に劣るところは 》
× 払い戻しに一手間かかる
× 購入できる金融機関が限定される

安全性で言えば銀行よりも上ですが
流動性=引き下ろしたり預けたり については銀行の方が手軽です

元本と利息

日本国債券は

  1. 満期まで持つと購入額で買取(償還と呼びます)
  2. 元本の償還は、利益なければ非課税
  3. 利払いは年に2回
  4. 利息には課税されます(20.315%)
  5. 募集時の利率は市場によって変動
  6. 最低利率は0.05%

個人向け国債の種類

個人が購入できる国債は現在2種類

「個人向け国債」と「新型窓口販売国債」

新型窓口販売国債は略して「新窓販国債」と呼ばれたり
証券会社によっては「利付国債」と呼ばれます

どちらも毎月発行されます

個人向け国債

個人向け国債は

固定金利3年、5年と、変動金利10年の3択

固定金利は最初の金利で満期まで
変動金利は半年ごとに利率見直し

金利は実勢金利を元に決定されます

個人向け国債は、購入後1年間は中途換金できません
1年後からは満額で中途換金できます
その際、1年分の利息は引かれて換金されます

最低1万円から購入可能
毎月発行されています

下記財務省のホームページから引用です

日本国債 

利付国債(新窓販国債)

利付国債は

固定2年、3年、10年の3択
(2年は発売しないことも)

利付国債は、中途換金ができません
途中で売りたくなった時は市場価格で売却することになります

これつまり
中途換金すると元本保証ではない
ということです
満期まで持つことが前提の国際になっています
購入後はいつでも(1年待たずに)売却できます

最低5万円から購入可能
毎月発行されています

個人向け国債と利付国債の違い
個人向け国債利付国債
中途換金元本保証市場価格(元本割れリスクあり)
変動金利ありなし
利回り低め高め
最低購入価格1万円5万円

下記財務省ホームページより引用

日本国債

個人向け国債と利付国債 どちらがおすすめ?

個人向け国債と利付国債の違い
個人向け国債利付国債
中途換金元本保証市場価格(元本割れリスクあり)
変動金利ありなし
利回り低め高め
最低購入価格1万円5万円

手軽さと換金のしやすさから

個人向け国債をおすすめします

個人向け国債をおすすめの理由は
「中途換金が元本保証」なところ
銀行預金の代わりとして使うなら
元本が還ってくることはとても重要です

利率は利付国債と比べ劣りますが
銀行よりは高いのでヨシ!

国債 どうやって活用する?

銀行預金の一部を国債にする

1年以上生活できる貯金があって
毎月の支出は給与で賄えている

貯金の一部を国債に替えておくのはいかがでしょう?

銀行預金のように自由な引き下ろしはできませんが
当分使う宛のない貯金なら、困ることは少ないでしょう
1年以上使わない貯金なら検討余地ありますよね

大手銀行が金利0.001%のこの時代に
個人向け国債 変動10年は0.3%の利息です

倒産するリスクありませんし
1年以上保持できれば元本割れもしません(利息は減ります)

すぐには使わないけど、20年以上(長期投資)運用できるか不透明
元本が保証されて、リスクが少なくて
銀行預金より利回りを良くしたい
そんな方にぴったりです

50歳以降の資産形成に組み込む

50歳を超えてくると、資産額もかなり膨らんできます
資産の多くを投資に回している方、特に株式投資に回している方は
日々の値動きに惑わされてくる頃では無いでしょうか

株価は日々上下動します
時には暴落で半額以下まで落ちる事もあります
いざ取り崩す時に含み損だったらどうしよう
そう思われたことはありませんか?

今のような考えが頭をよぎり始めたら
リスクを下げる資産配分を検討です
資産の一部に国債を入れてみるのはどうでしょうか?

株式100%から株式と日本国債50%ずつに変えてみる

アセットアロケーション

こういった資産配分のことを
アセットアロケーション
と呼びます

【アセットアロケーション・ポートフォリオについてはこちら】

資産配分(アセットアロケーション)は
年齢、仕事、自分の現状、目標額などで変わってきます
自分にとって心地よいリスクになるよう
株式や債券の比率を変えるのが一般的です

資産の変動がストレスになる状況は
リスクを取りすぎている可能性があります

リスクについて

ここで言う「リスク」とは値動き幅の大きさのこと
リスクが大きいと資産運用がブレる可能性が高まります

ファンドの海さんのホームページから引用します

例えば、先進国株式100%の資産の場合
リスクは19.59%

ファンドの海

日本国債(リスク0)と先進国株式を50%ずつの場合
リスクは9.79%

老後資金作りは長期投資
20年、30年と長期間にわたって運用します

長期投資で大事なことは、投資を続けることです
多くの方が値動きのストレスに耐えられず、投資を辞めてしまいます

リスクは、自分に合わせて調整しましょう
日本国債を組み入れることで、リスクは一気に下がります

50歳以降は、資産運用の後半戦です
たまには資産配分について
リスクがちょうど良いか、見直してみてはいかがでしょうか

おすすめ証券会社

日本国債を買うのもSBI証券がおすすめ
SBI証券では【個人向け国債キャンペーン】を開催
変動10年を50万円以上購入で500円キャッシュバック
(一応期間限定になっています)

SBI証券[旧イー・トレード証券]

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