【CAUTION!!】これから投資を始める方へ
このところ、様々な銀行や証券会社が
「NISA始めよう」キャンペーンを打ち出しています
NISAは投資のお得制度
投資の利益には、税金が2割程度かかるところ
NISAなら非課税になります
投資で100円の利益が出たとして
手残り通常80円のところ、NISAは100円満額が手に入ります
ここでポイントなのが
NISAは「投資」の制度であること
この記事を読んでいる皆様
投資に、特に株式投資に馴染みはありますか?
周囲の方はどうでしょう?
最近になって突然、投資やらNISAやらと話し始めた同僚はいらっしゃいませんか?
銀行や証券会社の窓口や営業は
投資初心者を虎視眈々と狙っています
聞こえの良い言葉、過去の成績を持ち出して
自分達の得になる投資商品を紹介してきます
皆様に声を大にして言いたい
窓口や営業から投資商品を買ってはいけません!
ネット証券会社、例えばSBI証券などで買えば0.1%程度の手数料の投資信託が
営業が販売する投資商品だと0.5%だったりします
(実際に目にしました、もう買われた後だったので何もできず・・)
同じ商品なら手数料は安い方がいいですよね?
今日は、自分で投資信託を選べるよう
優良な投資信託の選び方
をお伝えします
NISAってなに?
NISAは
投資の運用益が非課税になる制度
通常、投資の運用益は約20%税金がかかります
NISAを使うとそれが非課税になるんです
投資で100万円の利益が出たときの税金は
通常約20万円→NISAなら0円
NISA制度は2024年から新しくなります
2023年末までは
一般NISAとつみたてNISA
いずれかを選んで利用します
2024年からのNISAは制度を一新
3種類あったNISAが一本化
枠は合計1800万円
年間購入額は360万円まで
非課税期間は無期限
かなりシンプルな作りに変わりました
年間購入額の上限が2種類あってちょっとややこしい
厳選された投資信託しか買えない、つみたて投資枠[120万円]
株の殆ど、多数の投資信託が選べる成長投資枠[240万円]
個別の株式を買うなら、成長投資枠だけの年240万円まで
つみたてNISAで買うことができる優良投資信託なら
つみたて投資枠+成長投資枠=年間360万円まで投資できます
投資初心者から上級者まで、幅広くお勧めされる投資手法が
つみたて投資
定期的に定額を投資、例えば毎月1万円ずつ投資する手法です
この手法、短期的な利益を出すのは難しいんですが
15年や20年など、長期間で利益を出すのに向いています
【2023年までのNISA、2024年からのNISA解説はこちら】
【2024年からの新NISA Q&A はこちら】
投資信託って何?
投資信託は
投資のプロ集団が
一定のコンセプトを持って
みんなから集めたお金を運用すること
現在5千以上の投資信託が販売されています
成績が振るわなかったり、お金が集まらない投資信託は消えていく一方
様々な投資先をターゲットにした新しい投資信託も発売され続けています
例えば、投資信託の一つ
【eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)】
投資のプロ集団[三菱UFJアセットマネジメント 株式会社]
コンセプト[MSCI ACWIに連動する投資結果を目指す]
みんなから集めた[証券会社で自由に売買可能]
お金を運用[23年7月には、1.3兆の資産で運用中]
投資信託で最初に注目するべきは投資のコンセプトです
大きく分けて、アクティブファンドとインデックスファンドの2種類があります
【アクティブファンド】
積極的に利益を狙いにいく
手数料高め
リスク高め
【インデックスファンド】
株式指数などに連動した値動きを目指す
手数料低め
リスク低め
【投資信託の解説はこちら】
NISAに向いた投資信託は?
【つみたてNISA対象の株式投資信託条件】
- 販売手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
- 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 分配頻度が毎月でないこと
- ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
「つみたてNISA」もしくは「つみたて投資枠」で買える投資信託は
上記の、長期投資向けな条件に見合った200ほど
5千から200に選択肢が絞られたとはいえ、200から選ぶのも至難の業
【三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】
の目論見書を使いながら
NISAで買いたい投資信託の条件を紹介します
低い手数料
【投資信託手数料の種類】
- 信託報酬
持ってる投資信託額に一定割合で支払う手数料 - 購入時手数料
投資信託を買った際に支払う手数料
0円のものはノーロードと呼ばれます - その他手数料
投資信託を管理するのにかかる手数料
金額は運用後にわかるため、購入前に知ることができない
隠れコストとも呼ばれる - 信託財産留保額
投資信託を売るときにかかる手数料
インデックスファンド
インデックスは指数のこと
日本株で有名なインデックスといえば「日経平均株価」
アメリカで有名なインデックスといえば「S&P500」
インデックスは日々上下動していますが
その変動と同じ値動きをするように運用するのが
インデックスファンド
爆発的な値上がりは難しいですが
長期で見ると値上がりするものが多いため
長期投資するのに向いています
信頼性高いインデックスに連動
インデックスにも種類があり
どんどん新しいインデックスが創設されています
新しいインデックスは、その時のブームが影響するものが多く
創設されてからの歴史が浅いため、将来性に不安が残ります
一方、古くからあるインデックスは
様々な投資イベントでの値動きを経験しており
良い時がどのくらい上がり
悪い時がどのくらい下がる
つまりリスクを想定できます
過去通りの値動きになるかは不透明ですが
選ぶ指標に使うことができます
オススメするインデックスは
歴史が長く、多くに分散されているもの
私はこれらのインデックスをオススメしています
【S&P500】
アメリカの大企業、優良企業500社の株価平均
60年以上の歴史ある超メジャーなインデックス
【MSCI ACWI】
(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)
50近くの国の大型株、中型株 約2900社で構成
全世界の経済成長に合わせて伸びるインデックス
【FTSE GACI】
(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)
全世界の小型〜大型株9000社の株価平均
全世界の株式時価総額98%を網羅
【CRSP US TM1】
(CRSP USトータル・マーケット・インデックス)
アメリカの上場企業4000社の株価平均
アメリカの成長に合わせて伸びるインデックス
【日経平均株価】
日本の大企業225社の株価平均
50年以上の歴史あり
【TOPIX】
東証1部上場企業(現在は東証1部はない)全銘柄の株価平均
日経平均は大企業の株価に依存しますが
日本株の全体の値動きに連動します
【有名インデックスの詳細はこちら】
純資産総額
純資産額は、その投資信託の所持金です
ファンドが預かったお金を運用して、今の総額が純資産総額です
純資産総額の大きさから
運営の安定性と人気がわかります
一般に、100億円を切るファンドは途中解散するリスクが高めです
運営が立ち行かなくなったファンドは、繰り上げ償還という形で投資信託を解散してしまいます
安定的に長期投資を行うなら
純資産総額100億以上
のファンドを選びましょう
大人気ファンドの
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は
純資産総額2.4兆円です
今日のまとめ
NISAは税金の優遇された素晴らしい制度ですが
購入する投資信託によっては損をしてしまうこともあります
長期間、安心して購入し続けるために
最初に購入する投資信託はしっかり選びましょう
つみたてNISA、つみたて投資するならSBI証券がオススメです
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